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お次は滲出性中耳炎
2008/ 04/ 18きのうは第3木曜日、夫と夫・両親は川越で歌の会。娘はひとまず一緒に連れて行ってもらい、発声&準備体操担当の夫・母の出番が終わり次第、つれて帰ってくれることとなった。予定通り、はじめの童謡メドレーが終わったところで退散。
夫も歌の会が終わり、夫・実家へ。娘はキャンディーをペロペロしながら、「メリー・ポピンズ」のLDを見せてもらっていたところだったようだ。ははははは。
そしてお昼寝。その後、病院へ。今度は耳鼻科。
実は先日から、娘の耳が聞こえにくくなっているのではないかと思われることがあったのだ。こちらが話をしても無視。何度も呼びかけていると、「は?」みたいな顔で見る。病気で機嫌が悪くてわざと無視しているのか、熱で頭が働かなくて注意散漫なのか…そんなふうにも見えたが、でもやっぱり聞こえていないのかも…? 夫・母に一日お世話になった水曜日、夫が電話をしたのだが、あまり話せなかったということもあったらしい。
それで夫・母も「もしかして聞こえにくくなっているんじゃないか」と言っていた、と夫から聞いたとき、私はどうしようどうしようとちょっと騒いだのだけれど、そのときはとにかく溶連菌だ、となった。そうだな、まずは溶連菌…それに普通に話せることのほうが多いし。例えば中耳炎だったら、痛くて痛くて、こんなどころじゃないだろう。
が、結果としていちばん心配したのは夫で、さっそく昨日のお昼寝後、甦生病院の耳鼻科に連れていってくれることになった。
で。
中耳炎だった。といっても、私が思っていた「痛くて痛くて」というのとは違う。中耳炎といえば、昔、弟が夜にわんわん泣いていたという記憶があるのだが、それは正確には「急性中耳炎」というみたい。娘のは「滲出性中耳炎」といって、鼓膜の奥(中耳腔)に液体がたまり、そのせいで鼓膜がうまく震えず、聞こえが悪くなるというものだった。痛みはないのだそうだ。だからまだ小さい子どもだと、ほとんど自覚症状がないというわけだ。まわりが気づくしかない。それで気づかれないまま学校に行けば、先生の言っていることが聞こえないわけだから、勉強についていけなくなったり、落ち着きのない子になってしまったり、でもそれは単にその子の物覚えが悪いからと思われてしまうわけだ。そりゃ大変。
さて、甦生病院の耳鼻科には、娘がまだ赤ちゃんのころ(歩いてもいないころ?)に2度ほど行ったことがある。娘は比較的小さい頃から、鼻をかむことができたのだが、寝ている間はそうもいかない。で、しょっちゅう風邪を引いていた頃、あまりにも夜中に苦しそうだったので、鼻掃除をしてもらいに連れて行ったのだった。この腰の重い私が、夫は仕事があるので、タクシーを呼んで二人で。
診察台は床に固定されているがっちりとした椅子で、すわっている先生よりも高い位置にある。なので、先生が診察するときは椅子からお立ちになる。娘は私に抱っこされて診察台にすわるのだけど、大きな機械につながっているチューブを持ってせまってくる先生は、娘から見るとそりゃ恐いだろう…。当然暴れる娘。すると年配の看護婦さんが、「お母さん、ここ! しっかりここ押さえて!」と恐怖をあおるような声で叫ぶ。まあ、それでも耳垢と鼻水をガーッと吸い取ってもらって、一瞬で完了だ。あーすっきり。いいなあ、私もやってほしいなあ、耳垢はどのくらい取れたのか見たかったなあ、なんて。
先生に、またいつでも取ってあげますよ、と言われ、次の週も行った。夜中に苦しそうだったから。
…ということがあったのだが、そのことを娘が覚えているのかどうか。それは分からないけれど、恐怖感は同じだったようだ。しかも今回はただの掃除だけではなかったわけだし。
夫の話によると、先生は「きいちのきせかえ」のお姉さんのような、美人女医。そして看護婦さんは年配の人で、「お父さん、しっかり押さえて! ここ!」…同じ人ではないだろうか。耳はチューブではなく、先生がのぞきながら耳垢を取ってくれたそうだ。で、大騒ぎ。娘はパニックになり、おもらしまでしてしまったらしい…。
私は大人が赤ちゃん言葉を使うというのがあまり好きではないのだけれど、本当は大切なことなんだよね。年齢によって理解できること、感じることは違うから、年相応の語彙、高さ、テンポで話をしたほうが、ちゃんと通じるもんなんだよね。娘は理解力はないほうではないと思うから、それなりの言葉がけをすれば、きちんということを聞けるはずなのに、すっかり恐怖感を植えつけられちゃったよ…。注射でも歯科検診でも泣いたことがないぐらいなのに。
まあ…総合病院だから?しかたがないってことで? 夕方で、先生も疲れてたのかもしれないしってことで?(そんなの困るけどさ…)
その後、別のお部屋で聴覚検査。大人と同じ、あの、電話ボックスみたいな中でヘッドホンをして、音が聞こえたらボタンを押すってやつ。まず、娘の年齢でこのしくもを理解できるかどうかというところだ。検査の先生も、どうかなあ、できるかなあ…と。でも娘は立派にやり遂げたらしい。ほほう。
で、やっぱり本来の能力よりも、聞こえが悪かったそうだ。そうだよな、地獄耳だもんなあ…。
そして、鼻からの吸入をして、お会計して、別棟の薬局でお薬をもらって終了。その間、車に戻って着替えもしたそうだ。夫よ、すっかりありがとう(-人-)
薬は2種。
ポララミンシロップ
湿疹やじんま疹などのかゆみや炎症を抑えたり、アレルギー性の鼻炎、かぜによるくしゃみ、鼻水、咳等の症状を改善する薬です。
ザジテンドライシロップ
湿疹やじんま疹などのかゆみや炎症を抑えたり、アレルギー性の鼻炎を改善したり、気管支喘息を予防する薬です。
…風邪をひいたとき、松沢先生にいつも出してもらってるような薬だ。まずは鼻水が出ないようにならないと、耳の治療はできないらしい。
というわけで、鼻が治るまで2日おきぐらいには鼻掃除に通わないと。1~2週間ぐらい? 大変なことになってしまったが、いやあ、でも、判明してよかった! がんばりましょう。…というか、通院につきあってくれるのは夫である。ごめんねー、よろしく…
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