Article
万華鏡作り
2008/ 02/ 18
そういえばこの日は、国立科学博物館で万華鏡教室があるんだった。では出かけよう。
と考えていたのだけど、でもほんとにそれでいけるかどうか…娘がなんだかハナタレだし…(本人は「また新しい風邪をもらったみたい」などと言っている。夫が言っていたのを真似しているようだ。ていうか、はよ治せ!)。
と迷いつつ一応は早起きをしたのだけど、それは用があったからで、あっという間に8時すぎ。夫と娘を起こして、そしてこんなバタバタなのに朝ごはんはおもちにしたもんだから、出かけたい時間は迫るばかり。うぐう。
おもちは圧力鍋でもっと短時間でできないものかと試行中。前回もそうしたような気がするけど…あれ? どうだったっけ?
もち米2カップ分を一度にチンできる器がないということもあり(物色中です)、15㎝のケーキ型で圧力鍋を使ってみた。本ではお赤飯が、高圧になってから弱火で3分程加熱→急冷、となっていたので、同じにしてみたら、まだ半分ほどはドロドロ。混ぜてからまた3分やってみたら、一応火は通っていたようだがトロトロのできあがりになってしまった。
圧力鍋だと、水の量をもうちょうい少なくしなければいけないということだろうか? でも電子レンジだって、蒸してるようなもんだしなあ。レンジで作ってもやわらかめではあるが、今回は手では丸められないのではないかというほどのトロトロだった。浸水時間が長めだったのが原因か? 布巾だかキッチンペーパーだかをかぶせて、蒸気を吸い取るようにするとか…(うわー、おもちがくっついて大変なことになりそうな気も)。
この忙しいときに、なんてやっかいな。うう。そしてそんな中でも、夫が横でタバコを吸っていることに更にイライラしつつ(そう、タバコはこれもむかつく…)フライパンにトロトロおもちをスプーンとヘラで落とし、表面を焼いて強引に形作ることにした。落としたおもちは、みるまに広がり、厚めのおせんべいみたいになってしまうのだけど…まあ、なんとか、のりにのせて食べる。中はやっぱりトロトロなんだけど。
それでも夫も娘も食べてくれました。すまん。
かなーりイライラしながらバタバタと準備をし…いや、別に娘は博物館に行きたいなんて言ってないんだし、行かなくてもいいじゃないですか。でもなんか行ったほうがよさそうな気がして…でももういつもの電車には乗れないし…
そんなふうにグジグジ考えていたけど、娘も行くのはいやではなさそう。いやなときは「出かけたくない。家で遊ぶ」とはっきり言うものだ。私がイライラしているのも分かっているのか、ちゃんと自分で準備もしていた(電車で読む本を持っていこうと言ったら、ボーダフォンでもらったブランケットの小さな収納袋に、何冊も一生懸命つめこんでいた…。1冊でいいよ、お母さんのバッグに入れていくよ、と言ったら「あ、そう?」だって。ぷぷ)。
よし、行くぞー!
自転車をすっとばし(危ない…)、10:15分ぐらいに駅に到着。が、2本連続で、新宿経由の電車だった。うーむ。それで、NEWDAYSで先にお昼ごはんを調達。24分の上野行きに乗った。そしてお兄さん二人に席をゆずってもらってしまって、上野まですわっていけちゃった! ありがたや(-人-) 「エルマーと16ぴきのりゅう」の、最後の脱出シーンを読んでいたら、あっというまに到着。
さっむーい! それでも、娘はハナタレだけど元気。娘のいつものマフラーが見つからなくて、私がAコープで昔買って夫と兼用している大きなマフラーを装着させたら、「いいにおい~。あったか~い」とうれしそう(いいにおいは別にしません…。おそらく私か夫のにおい…)。寒い寒いと連発する私の手をひっぱってくれて、科学博物館へ。
外は「ナスカ展」の入場待ちで行列ができていた。このとき20分待ちぐらいだっただろうか。
とりあえず万華鏡作りの申し込みをすべく、3階の実験室へ。定員16名って、すぐいっぱいになっちゃうのかな、そうでもないのかな、と全く予測もつかなかったけれど、私たちは2組目の申込者だった。というわけで無事に予約完了。
開始は13時からだ。ちょうど3階には「発見の森」があるので、しばらく遊ぶ。日本の普通の雑木林が再現されている所だ。
キリギリスのブザーのような鳴き声に、耳をふさぎのたうちまわって驚く娘(ふざけています)。少し高くなっている地面についている取っ手をひっぱったら断面が見られて、アリやハチの巣があったり(ハチの巣って地中にあるのか)。娘の大好きな(ははは)教育ボランティアの方と一緒にカエルを探したり。カマキリ、アリ、たぬき、モグラの目線で撮影された解説ビデオを見たり。何度か来ているわけだけど、まだまだ楽しめそうだ。
そのあとに1階の「地球の多様な生物たち」のフロアへ。入ってすぐは海洋生物、さらに進むと陸上生物、そして更に奥には「系統広場」というのがあるのだけど、いつもそこまで行き着かない。「カニさんがいるよ!」と娘をおびきよせて、はじめて系統広場に入ってみたのだけど…床が光っていることにおびえ、解説のBGMの低い太鼓の音におびえ、早々に去ることとなった。ううううむ。また今度。ちょうど12時もすぎたので、お昼ごはんを食べにカフェテリアへ。今回買いましたのは、おにぎりとサンドイッチでございます。
今回家から持ってきたおしぼりケースは、ダイソーで見つけたアリエル。初めて使う。「あ、持ってきたんだね」と娘がうれしそうにしたので、「写真撮ってあげる」と言ったら、アリエルの絵がこちらにむくようにケースを持ちなおし、目を伏せて横を向いてポーズをとった…。
お昼のあと13時までのちょっとの間は、2階のたんけん広場へ。ここではいろいろな物理現象などを体験できるようになっている。といっても、小学生ぐらいの子どもがわらわらうようよ…なかなかあいているところがなくて、磁石でちょっとだけ遊んで、でもあっというまにもう時間。再び3階の実験室へ。
いよいよ万華鏡教室である。
今回私と娘が参加したのは、未就学児から小学校低学年向きの親子万華鏡教室。私たちを入れて、7組の親子がいた。これとは別に小学生以上の子どもだけのワークショップもあって、そちらは作るのが主らしいのだが、親子参加のこちらは万華鏡のしくみを知るのが主であるらしかった。えっ? 作らないのかな?!とちと心配になりましたが、ちゃんと作って、持って帰ってきました。
作る…というか、「組み立てる」というぐらいなのだが、細長い鏡が3枚入っている、あのノーマルな万華鏡だ。接着剤などは使わずはめこんだだけなので、またはずしていろいろ改造できる。ビーズなどの具が入っているケースもあけられるようになっているから、「ボタンを入れたり、葉っぱを入れたり、いろいろやってみてください」ということだった。
そしてその具が入っていケース自体をはずし、外側になにかをつけてもいいわけで、それができるように透明なプラスチックの丸い板ももらった。これに色を塗って、マドラーなどを使って鏡の部分に留める。そしてそのプラ板を回転させながら万華鏡を覗くのだ。
それから偏光板が手に入ったら、それをプラ板にはさめば、さらに驚きの世界が…! というお話だった。
偏光板…?
3Dメガネのレンズ部分は、偏光板が使われているらしい。見た目は黒というかグレーみたいな色だが、目に見えないぐらいの細長い隙間がすだれのように入っているもののようだ。で、小学生以上の万華鏡教室では、この偏光板を使った万華鏡を作るみたい。偏光板を使うとどのようになるのかというと…えーと…またいつか。
ところで組み立てた万華鏡はいずこへ? あれれ?
コメント