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星空の夜
2006/ 04/ 26
そのときは娘のスピーチタイムでございました。
「メロンパンナちゃんがね~、助けて~って、アンパンマンがくるんだよ。そしたらバイキンマンが、えーいってするのー」
なんのこっちゃ分かりませんが、いろんなことが彼女の頭につまっている模様。しかしそれより、こっちは星だ星!
「流れ星!」
一旦自転車を止めしばし空をあおぎましたが、もうこなかった。
どうかな~、確かに流れてたと思うけど~。幻覚ですかね?
なになに流星群とかの時期ではなかったかしら?
気温が低めの晴れた日で、とてもきれいな星空でした。
私は星が大好きです。ほら、小学生のとき誕生日に買ってもらった望遠鏡だって連れてきたよ。ほんとはマサチューセッツ工科大か京大の宇宙物理学科に行ってるはずだったし(……はい?)。
それはともかく、私の天文ブーム最盛期は小学生の頃で、図鑑や早見盤なんかをよく眺めていました。
ただ、物理学的なことになるとちんぷんかんぷん…ううう(というわけで夢やぶれたり)。
とにかく星がきれい、宇宙は不思議だ驚きだ、という思いでした。
「光年」という単位だけでも神秘的…今見ている星は、何万年前、何億年前の姿だなんて、どうよ? ブラックホールだって…。宇宙にほうりだされたら上も下もないんだよなあ…果てってどうなってるんだ? 月って昔はもっと近くにあったんだって。星の位置も移動していて、北斗七星も崩れていっているらしい。
それから、たくさんの星雲や星団の写真…光と闇…。
高校生の頃、NHKスペシャルで「銀河宇宙オデッセイ」という番組が放映されていました。本物からCGまで、たくさんの映像をハートの目で眺めておりました(頭は通過…)。今でもビデオは宝物です。
が、実は。
一方で、私は現物を見るのが恐いのです。
本で見たオリオン座やカシオペア座を実際の夜空で見ると、恐怖感に襲われます。ほんとに。予想以上の大きさに圧倒されるからか、闇の部分が気になるからか。子供の頃はベランダの手すりに必死につかまって見ていました。
暗闇の中の小さな光をじっと見つめていると、そのまま吸い込まれそうな気分になってしまうのかもしれません。
お恥ずかしい話、天の川だって見たことないんですけどね。いつか家族で満天の星ってものを見てみたいです。「銀河宇宙オデッセイ」によく出てきたハワイの天文台があるところとか、いいなあ…。
そして娘には、ぜひともマサチューセッツに行ってもらわねば!わはははは。
そういえば、娘はいつも真っ暗な中を自転車で帰っているわけですが、それは私の幼いときにはなかったこと。母が専業主婦でずっと家にいたので、夜に外に出ることなんかほとんどなかったのです。娘にはどういう影響を与えているのだろう…。お月様やお星様を一緒に見られてうれしいけど。
星の話ができるように、また本を読んでみようかな。
昨日は「お星様が出てるよ」と、ペダルをこぎながら明るい星を指差してみたら、「流れ星見たもんね~」だって。あら、覚えてたのか。
「太陽いないねー、雲にかくれたの?」
「ううん、向こう側に行ったんだよ」
「あっち?」
「そう、地球は回ってるからね」
「ひとちゃんねー、お月様と太陽さがしてるんだよ。ずっとさがすんだよ」
…こんな感じでございました。
ちなみに私は暗闇は苦手。小さいころ、本気で恐かった(今でも?!)。
嵐の夜なんか最悪で、高校生のころ、布団の中で歌を歌っていた記憶が…。
星つながりでもうちょい。
私が好きなピアノ曲の一つ、チャイコフスキーの「四季」の五月。
ふつう『白夜』というタイトルで載っているこの曲、私が習ったときの楽譜では『星空の夜』となっているのです。曲自体ももちろん好きですが、このタイトルでしかも5月(誕生月です)。気にならずにはいられません。昨晩の読み聞かせ「うちにかえったガラゴ」
「のんで のんで のんで」の部分で大笑いする娘。私の読み方もかなりウケねらいなのだが…。
コメント
2006-04-26 14:00 おじゃこ
なんか揺れると思ったら、娘が後ろ向いたり、歌ってるだけだと思ってたら踊ってたり。
たぶん、本物の流れ星だったと思うんだけど…どうかなあ。
怖いのであまり見たことないからさ…。
2006-04-27 13:22 ますみんみん