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アニメの「ピーターと狼」
2007/ 11/ 13上野行きも、もちろん今週はなし。が、実はそれははじめからなくて…日曜はバザー、土曜は図書館→あげお祭りと渡り歩く予定でございました。図書館は10時半から子ども向け(4才~)の映画上映会、あげお祭りは11時からプリキュアショーだったのでございます。
プリキュアは断念(外の舞台のはずですが、上演したんだろうか? 大変だなあ)。図書館は、夫がレッスンがお昼からの1本のみということだったので、車で行けることになった。
雨の日10時すぎの図書館…ガラガラです。いつも児童書フロアのみで終わるので、この日はおとな用のほうへ。
上尾図書館は、小さいなーと思う。でも棚には本がぎっしりぎゅうぎゅうづめ、そしてネットで蔵書検索すると、けっこう地下に潜っているのもある。満杯なんだろうなあ。建物も古そうだ。
さて、まもなく上映会が始まるということで、館内放送が入る。2階集会室へ…って、どこだ?
ここかあ!図書館の人がにこやかに「どうぞ~」と迎え入れてくれた。
席に着いているのは、娘と同じぐらいの女の子&お母さんが1組、4、5人ほどの子どもグループが2組ぐらい? そして、うち。以上。
時間になると、図書館の男性がちゃんとご挨拶。
大学の寮にいたとき、となりが小竹図書館で、そういえば映画見たなあ。ウィノナ・ライダーな「ドラキュラ」とか、「レナードの朝」なんかを見た記憶が。他にも見た気がしますが…。たぶんLDだったと思いますが、タダで見られるんだからお得ですよね。上尾は毎月一回やってるのかな? 子ども用のみだろうか?
今回の上映は
「ピーターと狼」
「泣いた赤おに」
「花のズッコケ児童会長」
当初はピーター見てプリキュアに行こうかともくろんでたんですが、んだば娘の様子を見て赤おにまで見ますか。
で、始まりました。
室内が暗くなり、怖がる娘…科学博物館の「シアター360」のせいでございます…すまんのう。が、それとは様子が違うと気づいたようだ。ずっと夫のひざの上ではありましたが。
「ピーターと狼」はディズニーアニメでした。ずっと男の人一人のナレーションのみです。それが昔の映画でよくあるような高めな早口で、レトロな感じ。…って、もともとレトロな作品のようですが…たぶん1978年?
こういうのあまり見たこともありませんでしたが、あのディズニーらしい動き、とても久しぶり。手塚治虫を彷彿とさせるなあ(どっちが先?)。
ストーリーは…ロシアの銀世界が舞台。そっか、プロコフィエフだもんね。こういうのもありだよね。原作では、ピーターが晴れた日に緑の牧場に出る話。
そしてこちらは、はじめから狼退治に行くつもりでやる気満々。おもちゃの鉄砲を持ち、小鳥、アヒル、猫を従え…で、早々に狼に遭遇。そしてアヒルは食べられてしまった! えええ?! 原作でも食べられてはしまうのですが、丸呑みされ、狼のおなかの中から声が聞こえるんです。…が、こちらは羽だけが残る。悲しむピーター、小鳥、猫。
そして親友を奪われた小鳥が反撃に出て、その後ピーターと猫もロープを手に狼に向かい…。はい、捕まえました~。狩人が現れたときには、ことはすんでいた。やったー! 村をあげてのお祝い! みんなでコサックダンス~!(←こういうのはちとやりすぎ? 日本の話だったら、サムライゲイシャ、スシ、フジヤマ~!の世界なのかも)
が、そんな裏では親友の死で悲しみに沈む小鳥…と思ったら、なーんだ、生きてたよ~! 木のうろにいた! よかったよかった~!「やっぱり今日はいい日だ! 狼を除いては…」
おしまい。
音楽は、始めにちゃんと楽器の説明もある。で、原曲に忠実なのかと思ったら、アレンジされていました…それはちと残念。
でも楽しかったですよ。楽しいアニメに、いい音楽。やっぱりプロコフィエフはええのう~。
たぶんこれかなーと思う。
「ピーターとオオカミ」
ディズニーです。でも…47分? じゃあ、違うかのかなあ。図書館では15分でした。
こちらは本のようですが、こんなのもあるんだなあ。
「ピーターとおおかみ」間所 ひさこ
間所ひさこ氏は、中学で合唱をやっていたときに作詞でよく名前を見た人でした。素敵な詩でした。この「ピーターとおおかみ」は、マーケットプレイスのみで20230円! ええええ…。講談社の「ディズニーアニメランド」というシリーズみたい? もとは600円ぐらいらしい? あの、厚紙でできてるようなアニメ絵の小さい本かしら? 図書館なんかにありそうだな…。
実はわが家にも「ピーターと狼」の絵本があります。Frans Haackenという人のイラストの「Peter und der Wolf」(トップの写真です)。 茶々文庫さんで買いました。
BELTZという出版社から出ているようで、はい、ドイツ語です。ううう、すっかり忘れてしもうた。というわけで、文章は読めませんが絵がなかなか素敵です。表紙のように、中も黒地に白で描かれております。エッチング風というか。これはいい本を手に入れました。娘もときどき開いて見ています。
そして音楽はもちろん…でびぼです。ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団、ナレーション デヴィッド・ボウイ。素晴らしい!!(こちらもどうぞ→06/6/19「もうすぐ2才9ヶ月」ところで、「ピーターと狼」のアニメを調べていたら、このようなものを発見。
アニメーションのカンヌ映画祭と言われる「アヌシーの映画祭」(そんなのあるのか)で2007年の短篇部門で最優秀賞だったのが、英国出身の女性監督Suzie Templeton(スージー・テンプルトン)の『Peter & the Wolf』だったそうです。暗い目をしたピーター少年、疲れ果てた祖父、ピーターの親友アヒル、カラスと野良ネコ、荒々しい狼…ということだそうで、うううむ、一体どんなアニメなの?! セル画やCGではなくて、人形のようですが。なんだか奥が深そうでございます。見てみたいなあ。UKのamazonでは買えるようですが…£11.98って日本円でいくら?
プロコフィエフ、よかなあ!
そうそう…以前から娘が「うろこへーふん」という謎の言葉をよく発しておったのですがどうもプロコフィエフのことらしいということが、最近判明いたしました。
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