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タルト・ノルマンディー

2007/ 10/ 30
                 
タルト・ノルマンディー夫の誕生日でした。彼も四捨五入したら40に。早いもんです。
ですが、ごめーん、プレゼントの用意もしとらん。すまん…。


            

彼としてはウィスキーかたばこあたりがうれしいんでしょうけど、そういうものをあえて私があげる必要はないので、まあ、実用も兼ねて洋服かなあ…というところですが、用意してません、すまん。ユニクロとかでよければ、昼休みにでも買いに行くけど…なんてしょぼいこと言っちゃったりして(いや、サンシャインにはもう少し高めのブランドもあるんですが)。
せめてケーキを焼こうと、木曜夜にクリームチーズなどを調達。いつものフロマージュスフレです。が。そうだ、あきんどさん(ヨーカドー内の八百屋さん)に紅玉が売られているのを見たよ。よし、アップルパイだ!
なーんて、作ったことないんですけど。私が好きなくだものはりんごですから、アップルパイも大好きなんですけどね、パイは難しそうだから…。でもせっかくですから。というわけで、紅玉5個入り1袋購入。

帰宅して、お菓子の本を物色。
「おばあさん秘伝 フランスのお菓子づくり」
こんな本持ってたのかあ~…みたいな本を発見。
そしてこちらのトップに載っていたのが「タルト・ノルマンディー」
「リンゴと乳製品の産地ノルマンディーならではのお菓子で、これこそまさにおばあさんそしてママの味。リンゴと生クリーム、バターが絶妙なバランスで混ざり合った一品だ。」
おお、おいしそう&タルトだったら私でもできそうではないですか。んじゃ、これに決定。

日曜日の夕方、タルト生地作り。材料は小麦粉、卵、バター、塩。
塩が…1/2カップ?! ええええ?!?!
これって、間違い? カップではなくて小さじとか、塩ではなくて砂糖とか…???
他のレシピを見たけどよく分からず…。うーむ…フィリングも甘みが少なさそうだし、これは砂糖ってことかな? でも恐かったので、1/4カップぐらいにしておく。←無意味な調整かも…。
そんなこんなで混ぜておりましたら。
「ひとちゃんもお手伝いする~!」
出~た~。でもうまくこねてまとめてくれました。ラップに包み、冷蔵庫で寝かす。

予定としては、夕食後のデザートのつもりだった。夫が晩ごはんを作ってくれている間に(うーむ…)フィリングを作り、ごはんを食べている間に焼き…。がしかし、忘れていたというか、できなかったというか。
その後、娘シャツの型紙をとっていたのだけれど、そのうち娘の遊びに付き合わされ(娘が魚に変身し、私がそれを釣って料理しようとするんだけど、魚が逃げ出す…というお話。それを延々と繰り返す)、それからエレクトーンを弾くことになり、しかしほどなく飽きた娘はそのうち一人で遊んでいましたが、まもなくいい香りがしてきて…
「ごはんだよー」
夫に呼ばれる。ありゃー。
タルトは明日の朝だ! その日はタルト生地をを寝かせたままで終了。


さて、翌朝。
りんごを煮て卵液流して焼くだけでしょ? などと軽く見ていましたが、初めてですので一応すぐに作り始める。
紅玉5個分の皮をむき角切りに。本に載っているマダムは、まな板も使わずにちゃかちゃかと切っている。
ふと思い出した。小学6年生のときに、各自りんごとナイフを持ってきて皮むきをさせられたのだ。が、工作や手芸が得意で一応器用ということになっていた(たぶん)私が、全然むけない…。そして、こういうのとは無縁そうな男の子がスルスルとむいていたり(家でりんごが食べたいと言うと自分でむけと言われるから、と言っていた)。プラモデルなんかが得意な男の子が、むいたあともさらに手を加えてきれ~いな真ん丸にしていたり。
…などと思い出しながら、や~っと切り終わって、バターを熱したフライパンへ。そうかきまぜなくてもいいそうなので、ちらちら程度に様子を見つつ卵液作り開始。
結局これは、キッシュみたいなものということでしょうか。りんごはバターだけ、卵液の糖分も普通のお菓子に比べたら少ないと思う。うーむ、どんなんだろう?

タルト生地を型に入れる。この量だと、パイレックスのパイ型だろうか。いつものタルト型ではなくて。
生地を冷蔵庫来る連れてくると…硬い。麺棒でつぶれない。で、レンジにかけてしまいました…。程よく柔らかくなり、ラップの上から麺棒を使えばわりと扱いやすかった。そんなにベタベタ生地ではありませんでした。
パイレックスに張り付け、りんごをのせた。うお~山盛り?! というはどではないけど、明らかに本の写真よりは盛り上がっている。卵液を流すと…決壊! あふれました~! 結局全部は注ぎきれず、ココット皿に移した。後で別に焼くなりしようかと…。

うーむ、写真のタルト型はさほど大きくも見えないが…。作ってるマダムの手がでかいのか? りんごが、小ぶりなのを使ってるのかな?
あ、ちなみに何㎝のタルト型なのか記載がないのです。他の箇所に「この本では、~㎝を使用しています」とか書いてあるかとも思ったけど、それもなかった。うううむ…。

こぼれないようにそーっとオーブンに運び、スタート。40分焼いてできあがり!

タルト・ノルマンディーあー、やっぱりけっこう時間かかりました。それでもなんとか娘と食べられて…いや、主役は夫だ、夫も私が出る前に食べられた。
りんごがすっぱいです。ずっと食べていると疲れるぐらい…。卵液はあるんだかないんだかよくわからない状態。タルト生地はいい感じだと思いますが、これだったらもう少し甘くしてもいいかもしれません。
タルト生地とフィリングを、ちょうどよさそうな割合に分けて一緒に口に運ぶ、なんてことは娘にはできませんので、りんごだけをほじくって食べている状態。一口目では「おいしい~」なんて言ってくれましたが(んっとに、きゃわゆいのおおお~!)じきにごちそうさまとなりました。ま、でもけっこう食べたか。

できたてを食べたので、冷やしたらなにか変わるかも…??? とりあえず…

りんごと卵液のバランスを考え直すべし

でした。
実は、前に作ったしょぼいりんごタルト(3/4「第4回ひな祭り」)のほうが、けっこうおいしいかったも…。あー、卵液を優先にして、りんごを減らすといいかもね。
紅玉の酸味には驚きました。こんなかあ。

タルト生地は、今まで作ったものよりパイっぽい気がする。これはキッシュの皮にしてもいいかもしれません。まだ生クリームが半分余っています。…作ってみるか?
キッシュへの思い入れ(?)はこちら→4/7「メゾンカイザーのパン8」

            
                                  

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