Article
里帰り5 福岡県少年科学館
2007/ 08/ 16去年はその隣の鳥類センターへ行った。暑くて娘はグニョグニョでしたが、くっついているミニ遊園地で復活。楽しく過ごしたのだった。そのとき、おサルさんにえさをやったことは、まだ覚えているみたい?! ついこないだまで遊びのネタになっておりました。へえ~。
今年も行くかなと思っていたのですが、となりに科学博物館があるから、そっちに行ってみようということに。
私は初めて行ったと思います。たぶん。
到着すると、プラネタリウムの開始時間までまだ1時間近くあったので、先に館内を回った。
入ってすぐ「竜洗」
ぬれた手で洗面器についている取っ手をこすると、ごおおおおん…という音が鳴り、水面にさざなみが。なんか楽しい~。娘もできた。そのお隣には、振り子。ひとつぶつければ全部カチカチ動くわけですが、娘は始めから一度に全部動かそうと、すべての玉を手に取り…。こらこら。まあ、一度にたくさん動いていたのは見たってことで。
中庭に出ると、大きな大きなからくり装置。「水と重力のオブジェ」(トップの写真)
レバーをグルグル回すと、重力で水が落ちて水車が回り、音楽が鳴って人形が動く? みたい。
きれいです。同じく中庭に、パラボラアンテナが向かい合わせに二つ。
これに向って話すと、離れたもう一方のアンテナの前にいても声がけっこう大きく聞こえるのです。
2階へ。宇宙関係の展示かな?!と思ったら、「まもなく放電実験が始まるので、お集まりくださーい」と声が。行ってみましょう。
中は密室で、実験装置らしきものが。
放電実験…100万ボルトの雷を使って、実験するお部屋でございました。ミュンヘンの博物館にある装置をモデルにしたとか。お兄さんが、説明をしながら進めてくれます。
実験時は真っ暗になり、バンッという音と共に、電気がビビビビビッッ! わお~! けっこう迫力あり。ドキドキ。ただ、部屋中がビビビビ!となるわけではなく、かなり高い位置の1mぐらい(?)の範囲内でバチバチと光っているのが見られます。
娘は大丈夫かな? 娘がよく「ピカチュウ電撃だ!」などと言っているので「ピカチュウ電撃だ!がはじまるよ!」とか言っておきました。しっかり手も握り。ちゃんとおとなしく見ていたようです。
雷の時って、車に乗っていたほうがいいんですよねー。ということで、それを証明すべく、写真左の球の中に、科学館のお姉さんが入る。床についたままだと放電してしまうので(そうなのかあああ…)4mだったかな? 高く吊り上げられた状態で、バチバチバチバチ! すごいなあ…お姉さん、毎日させられてるのかなあ…。
まさに「電撃だ!」でした。雷っていうより。そういえば、雷のゴロゴロ…っていうのは、なんで鳴るんだっけ?
そうそう、私はほんもののバチバチを見たのですから…。稲光ではございません。上尾の自宅のコンセントです! モジュラージャックです。火花が散って、家の電灯が消えた。ひいいいい…。ここいらは雷の通り道らしく、2度もTEL&FAX機をやられました。結婚した年ではなかったかでしょうか? つまり、買って数日。そして2度目は翌年? でもそういえば雷らしい雷って、最近はないなあ。遠くの空が光っているのが見えたり、遠くでゴロゴロ鳴っているのが聞こえたりする程度。おや?放電実験後、部屋を出ると、廊下がこのように。重力とか振動を体験できるようになっています。
惑星についての展示。
鎖でぶら下がっている球体は、地球での1㎏が、他の惑星ではどのくらいかが体験できる。太陽なんかは固定されていて、まったく動かず。っていうほど重いのか~。さて、そろそろプラネタリウムが始まりますので、1Fへ。踊り場にも展示物。
ここのプラネタリウムは、光学式プラネタリウム(GSS-2)からレーザープロジェクターによるプラネタリウムに変わったらしい。よくわかんないけど、日本初ですって。
今は3番組やっているみたいで、「怪傑ゾロリ」「オーロラの詩」「銀河鉄道の夜」
11:00からは「オーロラの詩」だった。黒木瞳がナレーション(福岡の出身なんだよね。八女郡黒木町)。前半が、久留米の夜空の説明。北極星の探し方など。そしてカナダのイエローナイフの夜空へ。
オーロラとは。ウィキペディアより。
『太陽に端を発する「太陽風」と呼ばれるプラズマ粒子の流れが地球磁場と相互作用し、複雑な浸入過程を経て地球磁気圏内の夜側に広がる「プラズマシート」と呼ばれる領域にたまる。プラズマシート中のプラズマ粒子が地球大気(電離層)に向かって高速で降下し、大気中の粒子と衝突すると、大気粒子が一旦励起状態になり、それが元の状態に戻るときに発光する。これがオーロラの光である(発光の原理自体は蛍光灯と同じ)。』
というわけで、まるで太陽のすぐ表面を飛んでいるような映像があったり、なかなかの迫力。娘もだんだんだれてきて(暗いしお昼前だし話は意味不明だろうし)どうなるかと思いましたが…騒いだりせずに、最後までいられました。
私が初めてプラネタリウムを見たのは、たぶん年長のお泊まり保育のときだったと思いこんでいますが(岡山の、そういう施設があるところに泊まった)やっぱりちょっと恐怖心もあった気もする。真っ暗な星空…慣れないと恐くないですか?
星が好きなわたくしではございますが、実際に夜空を見ていると、けっこう恐くなることがあります。実はですねー、星座を見つけたときが、いちばん恐いです。ほほほ。よく本に、実際の夜空に、星座の絵をかぶせたのが載ってるじゃないですか。あの絵が見えてきて、恐怖心にかられます。街の狭い空だと、かなりの場所を占領して、熊だとか白鳥だとかが見えてくるんですよね。
写真や本だと地平線までの図になるので、星座のひとつひとつが小さく見えますが、実際の空はたぶん、天頂から半分ぐらいしか見えてないんじゃないかしら? だから、ひとつの星座がどどーんと、かなり大きい。空に棍棒を持った巨人が…恐いよ~。
…と、思ってしまうのです。今回も絵をかぶせた映像が出てきたときは、ちと恐くなりました。髪の毛座なんて、クラゲのような頭が浮いている状態…ひええええ。
あとは、黒い部分は天井ではなくて果てがないもの、星まではとてつもなく遠い、とか考えるとドキドキしてしまいますね。
まあ、娘がいる手前ギャーギャー言ってもいられないので、だいぶ恐怖心もなくなってきましたけど。ええ、だいぶ大丈夫になりました。
とりあえず、普段見ないようなびっくり画像。しかも上から覆いかぶさってくるように…。娘もときどき「恐い~」と言っておりました。ま、そんなもんでしょ。よくおとなしくしてたと思う。
プラネタリウムを出たら、科学館へ再入場。特別展で「遊び 学ぶ レゴエデュケーション」をやっていたので見に行った。うちはダイヤブロック派ですので…って、レゴとダイヤブロックは比べるもんじゃないかな。お。こういうのはダイヤブロックっぽい。
装置を使って、ロボットのように動くレゴがケースの中に展示されていた。そう、レゴってロボットになるのよね~。
ワークショップもありました。レゴも奥が深いんでしょうねえ。世界大会とかあるんですよね。レゴ教室は大宮にあるのを見たような、見てないような…。
さて、また2Fへ。まだ見ていない部分がたくさんあるのです。
バーチャルキッズ。
ロケットを組み立てて発射させるもの、宇宙ステーションや船外活動を疑似体験できるもの。
おもしろそう~! と思ったのに、うまくできなかった。操作が分からん。レバーが変わりましたって、画像の説明は前のレバーだし。今どきの子どもはできちゃうのかしら…。
というか、娘がダレダレで、ゆっくり考えてる時間がございませんでした。そろそろ限界(この時点でもう12時半近く)。あ! 大きさの旅だ! わたくし、この本を持っております!
「パワーズ オブ テン―宇宙・人間・素粒子をめぐる大きさの旅」
byフィリップ・モリソン, 村上 陽一郎, 村上 公子
ちゃんと読んでないんだけど、宝物。そのうち書きます。
まだ3Fもあるし売店も見てみたいけど、もう無理。さ、帰りましょう!
娘は限界だったようで、帰宅してお昼ごはん(冷やし中華~)の準備をしている間、わんわん泣きっぱなしでございました…。
それでも食べたら機嫌が直り、お昼寝もして、さて、おやつです。例のアンリ・シャルパンティエの「小悪魔のパイ」はこれ。ヘンでしょう?
飴でコーティングされてるパイって感じで、私はいまいちでしたが…すみません、ホンモノの分からない女でございます。ドミール鶴の、「ハイジの牛乳プリン」
わお~。
カスタードプリンと牛乳プリンの2層になっています。あらおいしい。夕方は公園へお散歩。初めて行く公園。おお、けっこういいじゃないですか。
が、もうこの時間だと蚊がいるのねえ。早々に引き上げました。でも時間的にはちょうどいいぐらい。ここにはなぜか、でびぼ様のポスターがあるのです! 「レッツダンス」の頃でしょうか。もうかなり色あせております。
来年も見られるかな?あら楽しそう。
さて。弟が早めの時間に帰ってきましたので、晩ごはんは一緒に恒例の(?)お寿司。去年と同じ函館市場でございます。回転寿司だけどね。おいしかった~。娘もよく食べた。
いやあ、あの科学館が、こんなに盛りだくさんだとは知らなんだ。いいなあ。上野の科学博物館だと大きすぎ。ここはちょうどいい。とにかく近いし。
娘がもう少し大きくなったら、また来て堪能するぞう!!
JAXA発行の機関誌「JAXA'S」が置いてあったのでもらってきました。そうだ、忘れてた、JAXAクラブ! もう始まってるはず。
コメント