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里帰り3 父のふるさと周辺

2007/ 08/ 14
                 
三連水車昨日は、父方の祖母に会いに行ってきた。父の実家にいましたが、今はグループホームに入っております。
グループホームっていうんだなあ。最近聞いた言葉でございましたが。私は初めての訪問。
            

祖母は、去年まではこのときだけ、父の実家(父の弟一家が住んでいる)に帰ってきてくれていたのですが、今年は叔父も叔母もお盆休みがないということでしたので、このように直接会うことに。叔父の子供たち…私のいとこたちの中で一番若い3人も、もう大人になって、それぞれお仕事やらバイトやらあるようです。
叔父の職場はうちの近くなので、まずちょっと寄ってご挨拶。というわけで、今年はいとこたちには会えなかった。

で、祖母ですが、95歳でございます。すっかり耳が遠くなって、目も片方はあまり見えないらしい。でも元気と聞いていましたが…行ってみると、あれ? 寝てる? お昼前で、他のみなさんはカードゲームをやってるのに。
どうも、こういうことをみんなと一緒にやらないらしいです。へえ! 母方の祖母(娘と同じ誕生日の人。娘が1ヶ月ぐらいのときに亡くなった)と、なんだか逆だなあ。母方の祖母は、若い頃にチャキチャキといろんなことをして、どっちかというと破天荒な感じの人だったようですが、年をとってからはおとなし~くなった。社交的だったから集団行動も苦にならなかったということもあるかもしれないけど。父方の祖母は典型的な九州男児の奥さんだったから、もともと集団でいることに慣れていなかったのかもしれませんが、今はヘルパーさんが言ってもみんなと一緒に行動しないみたい。頑固さの方が出てるってことかなあ。…私が年をとって、さて、個室に閉じこもる派かみんなと一緒にいる派か?

というわけで、自室にこもっているところを起こした。父の名前も出てこないし(息子ということは分かってるのかな?)私も孫だって分かってるのかどうか分からないけど、娘を見て、「ええ子じゃのう」とずっと言ってくれていた。祖母はバリバリの筑後弁だから、娘は言ってることが分かんないだろう、どう反応するのかな…と思っていましたが、なんかうれしそうでした。

ここのグループホームは、1階の真ん中が広いダイニングルームとリビングルームになっていて、その周りにそれぞれの個室があるようです。全員で10人ぐらい? 2階もあるみたい? かな? 個室を出るとすぐに共有スペースなわけで(廊下がない)普通のおうちみたいだ。お食事もおやつまで手作りなんですって。
父が冗談で、昼食の予約をしておけばよかったと言っていましたが、本当にそうだったかも。お年寄りばっかりの中に娘が入ったらかなり喜んでもらえただろうな。そうだ、いっそのこと保育園と一緒にしちゃえばいいのにね!

…と、他人事のように考えてしまいましたが。ええ、ほんとに。大学を出てから母方の祖母と一緒に暮らしてはいましたが、私はな~んもせんかった。今も父方の祖母には、こんなふうに親に連れられて会いに行くだけだ。ずびばぜん。

ではそろそろ…と帰ろうとすると、祖母が自室に戻り、クローゼットの中をひっくり返し始めた。なにか手みやげがないかと探してくれてたらしい。その動きが早くてびっくり。そして玄関まで見送ってくれました。


うきはの風景さて。お昼です。その前に、三連水車を見にいこうということになった。
原鶴温泉の温泉街を通りました。この温泉にはむか~~~し2回ぐらい?行ったことがあったと思います。このごろは、もうやめてしまった宿もあるみたい。にぎわってはいない…。なんだかざっと降りそうな空模様もあいまって、さびしそうな感じに見えるのであった。


で、水車ですが、朝倉の道の駅のとなりに、広い芝生ときれいな遊具の公園、そしてその奥に黒い立派な三連の水車…と思ったら、こちらは「銅製三連水車」で、最近作られたものらしい。モーターで動いてるんだって。ホンモノではない。あれれ。
お昼前でグデグデし始めた娘が芝生で走ったから、ま、いっかってことで。

三連水車こちらが本物の三連水車でございます。
小学生ぐらいの時に、九州の本(??)で読んだ覚えがあります。「あ、おじいちゃんのところだ」って思った記憶が。でもおじいちゃんのところ=父の実家は、朝倉ではないんですけどね。
他には確か金印の話が載っていた。金印はおとといのマリンワールドがある志賀島(しかのしま)で発掘されたものなのでございます。


あたりを見回すと、まさに田舎らしい風景。ここいらは海は近くにはありませんが、山がある。上尾は関東平野まっただなかだからなあ。
奥の青い囲いは、りんご園だそうです。りんご! こんなところでも育つのだろうか?
りんご園
長なす~!長なす


もう1時になってしまった。やっとお昼ごはんでございます。
本日、鯉料理。そういえば夏休みなんかで父の実家に行くと、たいてい出してもらってたなあ。鯉刺し、鯉こく。が、最近は養殖場も減ったようです。鯉ヘルペスがはやって、パタパタッと。父の友人のところもそうだったみたい。

鯉の巣本店 鯉とりまあしゃん今回行ったところは生き残りってことですかね…「鯉の巣本店 鯉とりまあしゃん」というお店です。初代が鯉とり名人「まさおさん」(筑後弁で「~さん」は「~しゃん」となるので、「まあしゃん」)で、今は3代目、有名なお店みたい。芸能人のサイン色紙とか飾ってありました。
ちなみに斜め向かいに「鯉の巣支店」がある。この本店と支店の関係がよく分かりません。本店のHPには、支店のことはまったく触れてないし。父は本店には初めて来たとか言ってたし。


鯉の巣 鯉とりまあしゃん うるか、タニシの味噌煮鯉の巣本店 鯉とりまあしゃん はやの甘露煮

まずは単品で、鮎のうるかとタニシの味噌煮、はやの甘露煮を。
うるかは塩辛みたいなもんです…娘にちょこっとなめさせたら、おいしそうに食べてるよ。その後も自らお箸につけてなめておった。さすが、我が娘…。
タニシは唐辛子入りだったので娘はパス。私はおそるおそる口に入れましたが、臭みなんて全然なくって、普通の貝のようでした。
はやは甘いので、やはり娘はバカ食い。

鯉の巣本店 鯉とりまあしゃん 定食そして、セットです! これに、ごはんと高菜がつきます。私の鯉こくには、身のかたまりが入っておりました。アラのお味噌汁だから、普通はそんなに食べるところはないはずなのですが。
お刺身好きの娘…鯉もよく食べました。普通は酢味噌で食べるんですが、ここはただのお醤油(でも九州の甘い刺身醤油かな?)。新鮮で臭みがないから、味の濃い酢味噌じゃなくてもOK、ということらしい。ほんと、全然くせがありませんでした。


鯉の巣本店 鯉とりまあしゃん お店の横にいた河童。
ここいらは海がないけど、巨大な川…筑後川(九州弁で「ちっこがわ」)があります。ということで、こんな河童がちょこちょこいます。


巨峰園もう娘は限界ですが、もう一か所、寄ってしまえー。去年は行かなかったけど、おととしに行った、父の同級生が経営している巨峰園でございます。ここから夫・実家などに巨峰を送ってもらいます。
今年はまだ小さいんだそうです。もうちょっとたってからの方がおいしいのかな。
ここいらは巨峰狩りやら、秋には柿狩り、春にはいちご狩り、果樹園だらけです。地図にはあのマルにちょんのマークがたくさん書かれていることでしょう。


巨峰ソルベ送り状を書いている間に、巨峰を食べさせてもらったり、なんと、ソルベもいただいちゃった! 
その、父の同級生というご主人は、武蔵野美大の出身なんだそうな。そういえば前にも聞いたような。岡本太郎さんと仕事をしている写真などを見せてもらいました。江古田に住んでいたこともあったんですって~!(私と夫が行っていた大学は、江古田に校舎があるのです。練馬区です)


田主丸の空 帰りの車窓より。晴れた。あーつーいー。そして娘は寝ました。
家に帰り着いても寝たまま。そのままお布団に運ばれて爆睡でございます。

ところで。父の実家は吉井というところなんですが、前は浮羽郡だったのが今は、うきは市。三連水車は朝倉市だけど、前は朝倉郡だった。甘木市と朝倉郡朝倉町が合併したらしい。鯉とりまあしゃんは久留米市田主丸町ですが、前は浮羽郡だった。
わけわからん~。
いずれにせよ、父が育った場所でございます。吉井は「白壁の町」ってことでここも観光地になっていますので、いつか行きたいものです。



リンガーハットさて、夜。
晩ごはんの主食はリンガーハットのちゃんぽんと皿うどん。インスタントっちゃー、そうなんですけど。
今年は会えなかったいとこは、リンガーハットの社員なのです。そういえばそうだった。で、冷凍のセットをたくさん送ってくれたようで、私達もご相伴にあずかりました。いーだろー。へへへ。
野菜がざくざく入っております。


和光のゼリー食後のデザートは、夫・母が送ってくれた和光のゼリー。桃と洋ナシ。娘が食べているのは桃。すごいです、果物がゴロゴロ。


弟あ、うちの弟です。よろしくお願いします。銀行員です。
お盆中なので、取引先はお休みが多い。だからかどうか知りませんが、わりと早い時間に帰宅。


というわけで夏休みin久留米、3日目でございました。

            
                                  

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