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エレクトーンも楽しい。
2007/ 03/ 17
「エレクトーン ポピュラー③Grade5~3級 アニメ~宮崎アニメ・セレクション~」
ピアノはうちに置けず教室にありますが、エレクトーンは重量が大丈夫だったので勉強部屋に置いています。音量も調節できるしヘッドホン使えばゼロだから、うちでも弾けます。
ヤマハの講師になったときに、親に買ってもらってしまった(きゃ~)EL-50です。グループレッスンではピアノと同じくらいエレクトーンも使うし、これで発表会用のデータを作ったりしました。
あとは趣味で…。ヤマハから出ている「月刊エレクトーン」には、ちまたではやっている曲のエレクトーン譜がついていて、リズムパターンや音色も書いてあるから、その通りに入れていけば曲ができるのです。そんなのを夜な夜な作ったり(もちろんそれをレッスンに使うことも)、隣にピアノを置いていたので、一人アンサンブルをしたり。
なかなかおもしろいのでございます。…データをうちこみして、足と手を別々に録音してばかりだったので、腕はぜんぜん上がってないけど~。
エレクトーンって足鍵盤があるのがピアノとの大きな違いですよね。もちろんいちいち足見てなんか弾かないので、足が反射的に動かないと、というわけですが、練習すればそれなりに慣れるもんです。
それよりも、基本的に
ピアノは右手がメロディー、左手が伴奏。
エレクトーンは右手がメロディー、左手と左足が伴奏。
なわけですが、この差が私にはきつい…。すごい違和感。
例えば「ズッチャ、ズッチャ」というマーチの伴奏。
「ズッ」=ベース 「チャ」=バッキングといいますが…
ピアノでは左手の小指あたりがベースで他の指がバッキング、もしくは左手がベースで右手がバッキングとなります。いずれにせよ、左手がバッキングだけを弾くということはございません。ベース、バッキング、メロディーの中で省くとしたらまずはバッキングですもん。
ところがエレクトーンではベースが左足、バッキングが左手となります。
このバッキングだけを左手で弾くという行為が、私にとってはひじょ~~~にきつい。つんのめりそうです。今までベースは常に左手にあったのに、それがなくなってしまうわけですけん、おっとっと…かなり不安定です。
音が難しいとかいう以前に、体質がなっていないとでも申しましょうか。
ま…もともとリズム感ないんですねえ…。きっとドラムもできないでしょう。
ほんとうはピアノだって、リズム感は重要ですが…。
それからエレクトーンは電子楽器、最近の音楽なので、ベートーベンやモーツァルトが作った曲はありません。エレクトーンプレイヤーが作るオリジナル曲、または既成曲をアレンジしたものがほとんどです。
だからピアノのように人の作った曲をいかに上手に弾くかっていうことに加えて、作曲や編曲の能力がけっこう重要なんですよね。いろんな楽器の音が出ますのでそういう勉強も必要でしょうし(いや、ほんとはピアノを弾くときにだって必要なんだけど)。
今回買った「宮崎アニメ・セレクション」は、あらかじめリズムパーカッションと音色の設定が入っているフロッピーディスクがついています。スタートボタンを押すとリズムが流れ、しかるべきところで自動的に音色が変わるようになっているのです。
そのデータの内容が書かれていて自分で作るのが、ヤマハから出ている「月刊エレクトーン」(でも別売でデータ入りのフロッピーもある)。
そして、まったくリズムも音色も書かれていない、ただ3段譜になっているだけの楽譜もあります。私はビリー・ジョエルのを持っていて、それには巻末にちょろっと音色例が載ってはいますが、その程度。こういう楽譜の場合は、まったく自分で考えなきゃいけないわけですよね。音色とドラム…。私はぜんぜんそういうのだめ~。音大の電子オルガン科では、そういう授業もあるんでしょうねえ。
そういうわけでデータ作りは私はまったくの自力ではできませんが、演奏面ではバッキング問題はあるとしても、ドラムの音がにぎやかだし、音色は勝手に変わっていくしで、けっこう弾けた気になったりします。ははは。
※リズムの小節数にあわせて音色が自動的に変わっていくのです。
ま、これはポップス系の話になりまして、クラシック曲をエレクトーンで弾くときは、ポップスよりも演奏力が問われるかも…。自分で操作する部分が多いのです。音色を変えるときは、右足の強弱ペダルについているレバーを蹴るとか。シンバルとか一部分だけ鳴らすのに、鍵盤ではなくボタンを操作したりとか。
運動神経がいるのかもね…。
本日はエレクトーンとピアノの違いの話みたいになっちゃいました。
そのうち、お気に入りのエレクトーンの楽譜をご紹介いたしまする。今、どんな楽譜が出ているのかも調べたいし。エレクトーンステーション
ヤマハのエレクトーン総合サイト。
ちなみにエレクトーンはヤマハの商標で、カワイはドリマトーン、ビクターはビクトロン。正しくは「電子オルガン」でございます。
コメント
エレクトーンの演奏会って・・・
エレクトーンもどんどん進化して、最近は、演奏者によってデータの書き換えやセッティング換えがあるそうで・・・。
昔のエレクトーンからは想像できませ~ん。
2007-03-22 11:15 キモト☆ミカ
プロのエレクトーンプレイヤーのコンサートって、子ども向けのを一度聴いたことしかなので、ちゃんと行ってみたいです。
きっと楽しかろ~。
2007-03-23 06:53 ますみんみん