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ロッタちゃんとじてんしゃ

2007/ 03/ 08
                 
リンドグレーン ロッタちゃんとじてんしゃ昨日、ちらっと書いた「ロッタちゃんとじてんしゃ
図書館から借りた本でございます。駅前分館のほうで表紙を向けて置いてあり、娘が借りると言った。

かわいいでしょう?
桜のような木に咲く花が咲き乱れ、花びらが舞い散っているシーンがよく出てきます。初夏ぐらいかなあ。


            

ロッタは5才になったばかり。お兄ちゃんとお姉ちゃんのように自転車に乗りたい…いや、乗れるはずなのに、三輪車しか持っていないし5才の誕生日プレゼントでも自転車を買ってもらえなかった。

「あたいのたんじょうびに、もしほんとうのじてんしゃが もらえなかったら、あたい、一だいかっぱらうつもりよ――ひみつでね!」

という予告どおり、近所のベルイおばさんの家から大人用の自転車を持ち出すロッタ。そして、自転車に乗って坂を走りおりた!
ひや~!!

結局、ベルイおばさんちの生け垣につっこんで、あざだらけ、膝から血も出てしまう。が、ベルイおばさんは叱らずに手当てをしてくれ、その上、子供用の自転車を与えるようにロッタのお父さんに口をきいてくれたのである。
かくして、ロッタちゃんの希望はかないましたとさ。

いやー、ロッタちゃんのしたたかさ! 気の強さ!…わがままっちゃー、手に負えないほどのわがままなわけだけど…でも、この行動力!
うちの娘も言いだしたらきかないところもあるけど、自分でなんとかするというところまでは、まだ…。3才だとこんなもん? 
しかしまあ、今のところ恐がりではございます。

きのうも玄関を出ると大騒ぎでだったらしい。「風恐い~、ふえ~ん」ならまだいいが、蒼白な顔して、声になっていないような声で「早く! 早く!(車に乗る)」とせかすのだ。保育園のビルに着くと、貼り紙がカサカサいう音にびくつき、バイバイも言わずに部屋に入ってしまったらしい。
保育園での散歩は大丈夫だそうです。甘えもあるんだろうなあ。
そういえば、おととしの夏はセミにおびえてたんだった。

そして最近、夜に「とても」反抗する。さ、そろそろ歯磨きしようかと言うなり、力いっぱい「やだー!!」←これしか言わない。それからは、グジグジ。

はあ~…。

うーん、これがこのままグジグジになるのか、ロッタちゃんのように勝手に自転車を持ちだすようになるのか(あぶない!)…極端だなあ。


さて、ロッタちゃん。そういえば昔、「ロッタちゃんとおつかい」とか映画があったよなーと思い出しました。やっぱりあれの原作なんですね。この「ロッタちゃんとじてんしゃ」は映画では「ロッタちゃんと赤い自転車」。
ロッタちゃんがクマ(テディベア)だと言い張るブタのぬいぐるみ「バムセ」は、ちゃんと商品化されているようです。

作者のアストリッド・リンドグレーンは…「長くつ下のピッピ」を書いた人だ! とうなのかあ。といっても、私は実は読んだことがないのですが、他にも「やかまし村」シリーズとか、聞いたことはあるわ~。スウェーデンの女流作家ですごーく有名な人なんですね!

アストリッド・リンドグレーンの公式サイト
スウェーデン語…。

そしてこのかわいらしい絵は、イロン・ヴィークランドという人。女性。リンドグレーンと組むことが多かったようで、検索してもリンドグレーン関連ばかりだったんですが。
いやあ、かわいい絵ですよねえ。ロッタちゃんち、庭、ご近所、ロッタちゃんの部屋、ベルイおばさんちの倉庫まで素敵。


スウェーデンってこんななのかしら?
北欧ですもんねえ。映画版でもおしゃれな家具とか満喫できるようです。北欧…イルムスだ~(あれはデンマーク?)。ああ、しばらく行ってないなあ。
実は私には、スウェーデンに嫁に行った友達がいます。すっかりご無沙汰…申し訳ございません。いつか話を聞いてみよう。


リンドグレーンの児童文学は岩波書店から「リンドグレーン作品集」として、全21巻で出ているようです。
岩波少年少女文庫! 私、小学生のときに大好きでした~。ドリトル先生とか。なつかし~。今でもまた読みたい。

ロッタちゃんシリーズは

「ロッタちゃんとクリスマスツリー」
「ロッタちゃんのひっこし」
「ちいさいロッタちゃん」

どんどん読んでみよう。


昨晩の読み聞かせ「オオカミと石のスープ」
図書館で借りました。

            
                                  

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