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レオ・レオニの本 その2

2007/ 03/ 05
                 
上尾市図書館の前土曜日、ひな祭りの日。宴はお昼の予定だったので午前中のうちに準備をするべきだったのですが、なぜか図書館へ…返却日ではあったのですが、いつもの上尾駅前分館ではなく本館の方へ。久しぶりに本館に行ってみるか~なんて話を娘にしていたもんですけん。

※旗の下で撮ってみました~。目つぶっちゃってる。
            


しかし、玄関を出るなり「寒い~!」と大騒ぎでした。寒いというのは、そのまま本当に寒いのではなくて、風が恐いということなのでございます。
あのパネル落下事件以来、すっかりこんなです。木曜日に夫とでかけたときも、車から降りたとたんに大泣きだったそうです。

まあ、自転車に乗ってしまえば機嫌もなおり、無事に本館に到着。夫がレッスンへ出かけるのと一緒に家を出たら、まだ開館前だった。でも入口には長い列が…整理券を配っていた。なんじゃらほい?
どうも、雑誌やいらなくなった本をいただけるというものだったようです。へ~。いい本あるのかしら??

オープンしてから、とりあえずは2階へ行き返却して、私の見たいものを物色。
うわ~さすがに品揃えが違いますわー。分館にばかり入りびたっていたので、久々に行ったら、もうなんでも借りまくりそうになってしまいました。なんとか5冊におさめる。

それから下の児童書のお部屋へ。
さっそく娘が「読んで~」と持ってきたのは、英語の絵本。ううう(却下)。洋書もたくさんありましたよ。そっか、図書館にあるのか。
あまり時間がないので借りるだけ借りて…と私が2冊選び、娘が1冊持ってきた(日本語)。

さ、帰ろう。ひなまつり、ひなまつり!

実は出かける前にタルトの用意をしていたのですが、カスタードクリーム製造中に牛乳が足りないことが発覚…。というわけで、帰りにSAVE ONに寄り(もちろんガチャガチャもして。ご報告はまた後ほど!)無事に帰宅しましたとさ。


さてさて、ただいまレオ・レオニの本を2冊借りております。
「あ、かえるだ!」と娘が持ってきて借りた「びっくりたまご」がとてもナイスで、同じくカエルものの「ぼくのだ! わたしのよ!」は予約して借りました(1/20「レオ・レオニのかえるの本」)。

いやあ、ええですわー。
教訓じみたところもちょっとあって、わかりやすい。そして楽しくておもしろくてあたたかい。絵も素敵。
好学社から全18冊で出ているらしく、カバーにすべての表紙が載っているので、次にどれを読もうか考え中。…のところへ、図書館で見つけたので借りました。

レオ・レオニ フレデリック■「フレデリック ちょっとかわったのねずみのはなし」

牧場の石垣に住む、5匹の野ねずみ。せっせと食べ物を巣に運んで冬じたくをするのだけどフレデリックだけは、ぽや~ん。
フレデリックが集めているのは日の光、色、言葉だという。少々キレ気味になる4匹…が、冬はきた。
はじめはぬくぬく楽しかったが、ついに食糧もつき、だまりこむみんな。ふと、「そうだ、フレデリックがあつめたものはどうなったの?」
フレデリックは4匹に目をつむらせると、語りはじめた。
「きみたちに おひさまをあげよう。
ほら かんじるだろ、もえるような きんいろのひかり…」

だんだん暖かくなってきた…これは魔法?
そして色、言葉…
「おどろいたなあ、フレデリック。きみってしじんじゃないか!」
みんなが拍手喝采。
フレデリックが照れながらおじぎをし、「そう、そういうわけさ」

で、おしまい。
ほわ~ん…いいわ~。そして、フレデリックが集めたという言葉が、とても素敵。

「三がつに、だれが こおりをとかすの?
 六がつに、だれが四つばのクローバーをそだてるの?
 ゆうぐれに、だれがそらのあかりをけすの?
 だれが つきのスイッチをいれるの?
 それはそらにすんでる 四ひきの ちいさなのねずみ。
 ぼくときみそっくりの、
 はるねずみ、ゆうだちを ふらせるかかり。
 なつねずみ、はなにいろを ぬるかかり。
 あきねずみ、くるみとこむぎのかかり。そして
 さいごはふゆねずみ、ちいさなつめたいあししてる。
 きせつが四つでよかったね。
 一つへったら、どうなることか。
 一つふえたら、どうなることか!」


ほんと、詩人だなあ。



■「せかいいちおおきなうち りこうになったかたつむりのはなし」

キャベツに住んでいる、かたつむりたち。
一匹のチビかたつむりがお父さんに
「ぼくおとなになったら せかいいち おおきなうちがほしいなあ」
と言うと、キャベツ一利口なお父さんかたつむりが
「うどのたいぼく」
と言って、
「むかし、ちょうどおまえみたいなちびかたつむりが…」と、あるお話をはじめる。

ページを開くごとに、「おわ~、こんなになっちゃったよ~!」という驚きと、そして最後には消えてしまい、悲しくなったところで…あ、そうだこれはお父さんかたつむりのお話だったんだ、と我に返り…やー、おもしろかった~。

絵が切り絵ではありません。パステルと水彩? 
身も心も軽くなったチビかたつむりが見る、木の葉、きのこ、水晶、まつぼっくり…すごくきれいで、こっちも幸せな気分になるのでございました。
私もちょっと片づけてすっきりしなきゃね~…と、反省もさせられちゃったりして。ははは。

レオ・レオニ、いい!
どんどん読むぞ~!!


そうだ、絵本はさっと読める→だから何度も繰り返して読める、っていうところもいいんだなあ。
私はいくら大好きなポール・オースターでも、何度もは読まないのでございます。絶対読まないと決めているわけではないけれど、2度目読むぐらいなら読んでないものを読もうと…。おかげで感想は「よかったなあ」ぐらいで、詳しいことはさっぱり忘れてしまっております。
ま、でも読めるだけでもいいのだ。最近、ほんっと読書は後回しになっていて、読みたいものがどんどんたまってしまっているのでございます。ううう~。
ちなみに、電車の中は混みすぎて読めず、会社の休憩はあってないようなものなので読めず。いつ読めばいいんだー。
なんとかせねば。

            
                                  

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