fc2ブログ

Article

        

おせちその後+新年会×2

2007/ 01/ 02
                 
おせち作ったおせちはこのようになりました。
右端の黄色と白が、錦卵です。その左、龍眼は切るとこのように。
盛りつけby夫。新年早々、寝坊したのにパソコンに向かっていたので、遅くなってしまった…。
            

お重は、大学の友人Sちゃんからいただいた結婚祝いです。1段だけ+フタでお菓子箱にもなるし、核家族にはお手頃サイズ。丸いとかわいいし。
これにりんご寒(りんごゼリー)とがめ煮、黒豆×2で、おせち完成です。

実は黒豆、水煮にしたときはやわやわでたくさん皮がむけてしまい、そこからなんとか形を保っているものを取りだして使ったんです…。
が、ワイン&砂糖と、黒砂糖&はちみつの液に漬けて、一晩置いたら身がしまった?! ちゃんとおいしくなりました。更に2日目はぷっくりとした状態に…。不思議。
ちゃんとお鍋でゆっくり煮たら違うかもしれませんが、うちの場合、元旦にベストな状態で食べたかったら、3日前から作るべし。です。
いや、それよりも最初から調味料と煮た方がいいんでしょうか???
1年間、模索しましょう。

…って、去年もおととしも思ったような気も…。そして今年の年末も、同じことをするような予感…。


ところでがめ煮なんですが。
がめ煮って、ATOKでも変換されないわ…。うち(実家)じゃ全然普通なのに、やっぱりローカルな呼び名なのね。ヘンな名前ですよねえ。
調べたところでは、

①「なんでも入れる」という意味の博多弁「がめくりこむ」から。
 ※私はそんな言葉聞いたこともありませんが。「がめんちょ」なら使ってるけど…いや、これはBOKO(うちの母)語か?

②「どぶがめ」「川がめ」と呼ばれていたすっぽんと、あり合せの材料を煮込んで食べたのが始まり。

③秀吉の朝鮮出兵時に「どろがめ」と呼ばれた兵士たちが、ありあわせのもので作ったことから。

④瓶(かめ)で煮込んで作ったことから。

となどが出てきました。
まあ、ふつうは「筑前煮」と言いますね。「お煮しめ」とか?
でも違うのは、がめ煮のお肉は骨付きの鶏肉であること、のようです。
私は普通の鶏ももを使いましたし、実家でも特に骨はついていなかったと思いますが…
あーでもそういえば、おばあちゃんちで食べるときは、ときどきガリって歯ごたえがあって、出してみたら骨だった…ということがあったような気がしないでもない。うん。そうそう。

まあとにかく、フタをあけると懐かしい香り…。そうそう、これこれ。
でもって、お正月用だからとしいたけはそのまま、れんこんは輪切りになどしていますが、本当はもっと小さく一口大に切りますね。食べるときはおたまでガバッとすくいます。


さてさて。
これから新年会でおせちはたくさん食べるので、とりあえず朝はお雑煮+おせちをちょこっと、ということで…うちのお雑煮。これもローカルな話になりますが、うちのお雑煮は福岡(というか実家)仕様。ポイントはまず、おもちが丸いこと。

おもちたぶん丸もちはこちらのスーパーなどでは売られていないと思いますが、福岡じゃ普通です。これは実家から送ってもらいました~。
四角いおもちは焼くと角が口につきささって痛いと、私はずっと思っていました…。


お雑煮そして具。たぶん福岡の定番のお雑煮だと思うんですが、鶏肉とブリが入っています。
あとは蒲鉾、ほうれん草(本当はカツオ菜?)。おもちがお椀にくっつかないように、下に亀甲型に切った大根が敷いてあります。
本当はこの他に、えび、こんぶ、しいたけが入ります。しいたけ、もどし忘れた…。
出汁は、おせちを作るときに使うために大量に作っておいた、昆布&かつお出汁を使いました。醤油ベース。

おいしい~~~~。お雑煮も大好き。
しかし、娘は蒲鉾しか食べなかった。蒲鉾だけ食べて、みんなでつまむつもりでちょこっとずつお皿に盛りつけておいたおせちを、ひとりじめしておりました。
甘いものと酸っぱいものが多いから、好きみたい。
それはいいのだけど、主食を食べろー。



さて、1/1は毎年、夫・実家で生徒さんをお招きして新年会。1時からだけど早めに行って娘にお昼を食べさせて…というつもりだったのに、結局遅刻でございました。あうううう。

新年会へ娘にはせっかくの機会だからと着物を着せ、ひと段落したところで洋服に着替えさせました。
今年は7名+夫・両親にうちが3人。これだけの分を夫・母が毎年用意します。すごい。作るのもだけど、セッティングも…。葉っぱがさりげなく飾ってあったり、素敵なのだ。ほへー(また写真を取り忘れた…)。

で、そんななので本当は余計なのですが、私も一応はおせちを持っていってお並べさせてもらっています…恥ずかし気もなくって感じですが…結婚して第一回めのお正月でおせちを作って以来、なんか引っ込みがつかず、お披露目しているという次第でございます。
まあ、お義母さんが作らなくて私が作るものというものもあるので、それは楽しんでいただけるかなとも思いますが、うう、同じ黒豆でもこの違い!って…。お鍋で10時間煮た黒豆。黒くてツヤツヤでぽってり。圧力鍋で20分ではかなうわけがございませぬ。

数の子は去年から放棄。母が立派なのを送ってくれるのですが、
「数の子、まだ買っていなかったら…」
と、そのまま進呈。おいしく加工していただきます(母ちゃん、ごめん)。


そして本日1/2も新年会。今度は夫・父方の祖母の実家にて。夫・母のおせちを中心に、祖母の手羽先の唐揚げやポテトサラダも並びます(この唐揚げ&ポテトがまたおいしくて、毎年みんな楽しみにしているのだ)。
ので、これで充分なのですが、ここでもまた恥ずかし気もなく自家製造おせちを持っていく私…同じく初回からの流れで。ほんと、いらないんだけど。
でも龍眼などは母も祖母も作らないので、けっこう覚えてもらえてるかもしれません。あと、りんご寒とか。みなさんの好みに合わせるのではなく、「作りました!」と一方的にやっているようなものなのですが…。


そんなわけで、毎年2日連続新年会。
祖母宅では、14人が集合。ということなので、結局、夫・母は何人分を作ったことになるのでしょうか…すごい。
比べることさえおこがましいのですが、とてもとてもかなうものではないのでございました。そして、あーおいしかった!


ひらめとうに1/1の新年会後、そのまま晩ごはんまでたかる私たち3人…。ひらめとうにのお刺身!

            
                                  

コメント