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続・みそのひみつ
2018/ 02/ 01Wikipediaによると、「ひみつシリーズ」創刊は1972年らしい。ということは、私の子ども時代にもあったのか。全然知らなかった。
1972年11月の「宇宙のひみつ」「恐竜のひみつ」「からだのひみつ」に始まり、2000年の「チューインガムのひみつ」まで76巻。
その後の「新ひみつシリーズ」は、2003年の「日本史人物55人のひみつ 」から、2014年「医学のひみつ 」まで40巻だと。
で、娘×2が読んでいるのは「まんがでよくわかるシリーズ」というもののようだ。
こちらは「ハンバーガーのひみつ」にはじまり、「ファッションビルのひみつ」まで、ウィキペディアに載っていたのは134巻あった。
いつもたいてい、実際の企業の人が登場して、工場や資料館を案内してくれたりする話になっている。スポンサーみたいで、私はそれがおもしろい。
この前は「正露丸のひみつ」を借りてきていた。私は読まなかったのだが…子どもが正露丸を知る必要がある? 「必要」とかいう言い方は変かもしれないけど…知ってどうする、みたいな…まあ、私の子ども時代は、リコーダーであれを吹いたものだったが(今もCMやってますか? テレビ見ないから知らなくて)…。
いや、そういう縁のない世界を知ることができるのが、この本のいいところか?
それに「サロンパスのひみつ」は、「湿布のひみつ」じゃないんだなあ、とか。ちなみに久光製薬は、鳥栖が本社。そういえば帰省したときに、資料館の案内図を見た。
あと、宅配便はヤマトじゃなくて佐川なんだーとか、窓はやっぱりYKKなんだーとか。
ピアノとか、舞台とか、美術館とかはないのかな。
…と、その通り、これは協賛企業・団体とのタイアップ本で、小学校の図書館や図書室に無料配布されているそうだ。あと、電子書籍でも読めるらしい。へー。
https://kids.gakken.co.jp/himitsu/
今回の「みそのひみつ」は、マルコメさん。そして、みそのひみつというより、「みそ工場のひみつ」って感じになる。もしくは「マルコメみそのひみつ」。後半はだし入り味噌や、チューブ入り味噌の開発の苦労話であった。
ストーリーとしては、主人公のお母さんの知り合いのイギリス人青年が和食好きで、あるお店で出会ったお味噌汁がめちゃくちゃおいしくて、でもお店の人は秘訣を教えてくれず、「これがヒントだ」とお味噌だけ分けてくれる。で、それがなんのお味噌なのか解明すべく、来日。主人公と一緒に信州まで行ったりする。そして、ついに解き明かされた真相は…!(やー、驚きました)
だいたい、他の本もそんな感じのような気がする。前半はモノそのものの話、後半は企業の取り組みの話。
うーん、まあ、子どもが社会に目を向けるようになればいいなあ、疑問に思ったり、おもしろいと思ったことを掘り下げて調べるきっかけになればいいなーというところでしょうか。もちろん、知識も広がるでしょう。
でも、わが家のすっとこどっこい娘×2はどうかなー、ちゃんと分かってるのかなー、「みそ工場ってすごーい」で終わってないかな。文章のところ、読んでないみたいだもんなー。
そもそもお味噌の原材料とか作り方とか種類、分かったのかな?
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