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かえうたクラシック
2006/ 11/ 14あれ? ミルヒーの「もっと、もだえるように!」は、笑える部分じゃなかったっけ?(うちでかなりネタになってるんですが)
あっ、佐久間さんがミッチーだ! ナイス~!! ぶはははは!
で、そのあとのNHK FM「ミュージックプラザ第一部」…の、昨日分ですが、夫が朝食を作ってくれている間、私はガーガー回る洗濯機の前で洗濯ものをたたんでおりました。ので、全く音がきこえなかったんだけど、夫が「ちょっと聴いてみなよ」
あ! ワーグナーの「タンホイザー」だ!
が。なんか…なんか違う…なんだ?
夫によると、この日のテーマは歌詞をつけてアレンジされた曲特集。「タンホイザー」の場合はオペラだから歌詞がついているわけですが、別のものがついているというわけでございます。
器楽曲ならまだしも、歌の曲になぜちがう歌詞をつけるー!!
しかし私は外国語は聞き取れません。それなのに、この違和感…歌い方だ! 声だ! なんなのこのカンツォーネみたいな、派手派手キラキラ高らかに歌い上げてます~!みたいな声は~!!! そして最後には鐘の音が…。
こんなことするのは、三大テノールぐらいしかいない!(←偏見)
と思ったら、ほんとにそうでした。ぶ。
ホセ・カレーラスの、アレンジもの特集でございました…
これは「ヨーロッパの夢」というタイトルで、「タンホイザー」の序曲に歌詞をつけたものだったようです。そのあとに元の曲も流れて、ホッ。
アレンジもの? 替え歌? まあ、原曲のイメージを壊さなければ許せるけど…というか「私が持っている」イメージ、かな。というわけでこの「タンホイザー」は許せん。
昔、カレーラス様のイタリア歌曲集をうっとりして聴いたことがあったものですが…ワーグナーは似合わないってことかなあ。
実はフランシスコ・アライサ様がショパンの練習曲「別れの曲」に歌詞をつけたものを持っています。ま、声が好きだから許す。
それとビリー・ジョエルの「イノセント・マン」に入っている「今夜はフォーエバー」(邦題笑える…。でも最近のカタカナにかえただけの訳は寂しい気も…)は、さびの部分がベートーベンのピアノソナタ「悲愴」の2楽章。
セリーヌ・ディオンの「オール・バイ・マイセルフ」はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。昨日のドラマ「のだめカンタービレ」で、千秋様が弾いた曲です。あ、セリーヌ・ディオンのはカバーで、もとはエリック・カルメンという人が歌っていたようです。
たぶんキリがないほどあるんでしょう。日本のポップスでも、ホルスト使った人がいたねえ(聴いたことないんですが…)。
それからむかーし、CMでブラームスのワルツに歌詞をつけた曲が流れていて(英語)ずっと気になっていました。誰が歌ってたのかな? きれいでした。もとがいい曲だし。というかそのときはブラームスと分からず、なんだっけなんだっけ、聴いたことある、たしかクラシック曲のはずだけど…と思ってたかな。
印象に残るから、クラシック音楽を聴いたことがない人のとっかかりになるかもしれませんね。たぶん、クサクサ系が多くなると思うけど…。
今回のカレーラス様の歌は
「ピュア・パッション」
「パッション」
で聴けるようです。「パッション」の方なんか、Amazonでのレビューでみなさんベタ褒め。原曲より泣けるとか。
ラフマニノフも入っているみたいですよ。
逆にお笑いに走るものも…
ベートーベンの交響曲第5番「運命」 誰もがご存知の「ジャジャジャジャーン」のメロディーで…
あさごはーん! あさごはーん!
というのがあるらしい…。
このテーマはたたみかけるように何度も出てくるから、朝ごはん朝ごはん朝ごはーん! 朝ごはん朝ごはん朝ごはーん! と続くのだろうか…。
上海太郎舞踏公司の交響曲第5番「朝ごはん」でございました。アルバムもあって、他の曲も入ってるみたい。聴いてみたいけど、買うまでは…。
なんか、こんなのも。杉ちゃん&鉄平「ヴァイオリンとピアノによる冗談音楽の調べ」
冗談音楽ねえ…アレンジというより、パロディーですよね。今に限らず、昔からあるんですよね。モーツァルトだって作ってるのだ。同時代の作曲家のパロディ…。
さて、替え歌といえば、音大生(ピアノ科限定?)の間で歌われているのが2つほど。いや、もっとあったかもしれないけど…
その1 ベートーベンのピアノソナタ「テンペスト」の終楽章。「タラララ~ン(ラファミレー)」というテーマが何度も出てくる曲なのですが、それに合わせて
♪お父さ~ん お母さ~ん お兄さ~ん お姉さ~ん
となりの犬の名前もつけたりして…
♪となりの~ こじろう~
その2 ショパンのスケルツォ第2番。
♪ちゃーん ところてん、ところてん、
にっぽーん、ぶんかこっか!
ところてん、ところてん…
原曲のイメージはもちろんガタ崩れですが、でもリズム(アクセント)を身につけるのにこれはいいかもしれませんね!
バルトークに「はえの日記」という曲があっるのですが(ハープシコードやギターで弾くと、ほんとにハエみたいな曲なのだ)友人がこれを習うときに先生から
「まだリズム分かんないの?! ほら、『バカだ、バカだ、バカ』よ、あんたみたいな曲よ!」
としごかれたと聞きました。でも、タタタ、タタタとかよりも、よっぽど説得力があったりして。
そうそう、もうけっこういい年(小学校高学年以上)なのに楽譜もろくに読めず、初級の楽譜をダラダラやっているような子が、知っているポップスなんかだと、弾けちゃったりするんですよね。裏拍やシンコペーションバリバリなのに。
逆に楽譜が読めるのに、リズム音痴の人もいたり…。
なかなか、譜面が読めることと(自分で楽譜を見て弾ける)リズム感よく曲のイメージをつかんで弾けることと(耳から聞き取れる)両方って難しいですね。
と、話がそれたところで、今日はおしまい。
コメント
テンペスト、私がピアノ科の姉を持つうたの友人に聞いたのは、「お父さん、お母さん、お兄さん、お姉さん」までは一緒ですが、その後「いとこに~、はとこに~、み~んな~、親戚」と続くわけのわからなさでした。
「う~っ、ところてんっ、ところてんっ」も懐かしい~(笑
2006-11-14 17:31 なるなる
「ところてん」のはじめの和音は「う~っ」なんですね。
2006-11-15 06:27 ますみんみん