Article
映画の「トリスタンとイゾルデ」
2006/ 11/ 01
というわけで大ショック! 「のだめカンタービレ」のドラマを録画し忘れたああああ…。ちなみになんでいちいち録画して見ているのかというと、9~10時はいちばんバトルの時間だからです。帰宅、晩ごはん、歯磨き、お風呂、ローション塗ってアレルギーの薬飲んでお茶飲んでトイレ行って、さっ、寝るよっ、今日は何読むのっ?!
きのうはタンパク源のおかずがなかったので、鯵の塩焼きをするのに横のギザギザをとってエラの下のビロビロをハサミで切り取ってジゴ(内蔵)を引っ張り出して…時間かかっちゃった。こんなんだったら買ったとき、お店でさばいてもらえばよかった。
で、ドラマのことなんかすっかり忘れてた。えーん…
おいうちをかけるように(?)昨日朝のNHK FM「ミュージックプラザ」ではワーグナー3連発!
まずは「タンホイザー」の行進曲。出だしのファンファーレだけで当然分かる私。すると夫が
「なんで分かるんだ?でも、ひと(娘)だったら天才だと思うけど、ますみんみんじゃ
ばか
としか言えないな」
反論の余地もございません…
お次は「ローエングリン」第3幕への前奏曲。テンポの速い、明るく華やかな曲です。昔、車のCMで流れていた気がします。…が、途中でもう出かけなければならず。ううう。あのあとたぶん結婚後進曲に続いたことでしょう。
そう、有名な結婚後進曲。しかし
パパパパーン パパパパーン♪
のほう(ゼクシィのCMの…)ではないです。こちらはメンデルスゾーン。
ちゃーんちゃーちゃちゃーん♪ ちゃーんちゃーちゃちゃーん♪
のほうです(わかりますか?)。「ローエングリン」は悲劇ですので、結婚式でこの曲を使うのは、本当はよくないかもしれませんが…。
もう家を出たので聴けませんでしたが、次は「ニュルンベルグのマイスタージンガー」第一幕への序曲でした。こちらはワーグナーには珍しくハッピーエンドなんです。
そう、彼のオペラは悲劇ばかり…しかも私には理解不能な話ばかり。というか、どれも神話や伝説を元にしたもの、つまり非現実的な話ばかりですしね。
「ローエングリン」は困っているお姫様のところに白鳥の王子様が現れて助けてくれて二人は結婚するのですが、王子の素姓を聞かないようにという約束を破って根掘り葉掘り聞いてしまったため、王子は去り、姫も死んでしまう…ん? なんで死んじゃうの? ショック死ですか?
というわけで私にはいまいちしっくりいかず、そして前にも書きましたが、カップクのいい厚化粧の、ちょっとやそっとじゃ倒れなさそうなおばちゃん(失礼)がお姫様役で、それでショックで死ぬとか言われても…みたいな。
音楽では酔えますが、ストーリーではさっぱり酔えないのだった。いや、いろいろ深い解釈があるみたいなんですが…。映像的にも登場人物の顔を見ちゃうと当然酔えないのですが、さすが、これだけ壮大だと舞台装置が立派です。大迫力です。酔っぱらえます。
さて。
池袋駅では丸の内線改札前を通って、JRの改札に行きます。途中にラックがあり、東京メトロが出している「metropolitana」というフリーペーパーが置いてあります。9月号はアート特集だったので、もらってきました。残念ながら特集記事は期待していたものと違っていたのですが、久しぶりに雑誌のようなものを読めて、楽しかった~。そして…
「特別試写会にご招待『トリスタンとイゾルデ』」
へえ! ちゃんと美男美女のトリスタンとイゾルデだよー! しかも、歯を剥き出しにして歌うんじゃなくて、ふつうにしゃべるのね!
でも。
「悲恋のラブ・ロマンスといえば、ほとんどの人がすぐに思い出すにちがいない『ロミオとジュリエット』…そのシェイクスピアの古典名作の“元ネタ”になったと言われるケルト伝説『トリスタンとイゾルデ』」
ロミオとジュリエットの元ネタなんですか? 媚薬飲んだら飲んだらトリスタンがいたからって話じゃなかった? 夫いわく、アヒルのすりこみ…
というわけで、ストーリーにはいまいち期待していない私。娘をおいて見に行くほどでも…。
でも、音楽がワーグナーだったら見たいなあ! 「トリスタンとイゾルデ」の音楽は(も!)大好きです。有名な「トリスタン和音」ですよ。いいですよ。
リスト編曲のピアノバージョンも弾きます。ティン・マシーン(でびぼのバンド)のコンサートに行ったとき、始まる前に「トリスタンとイゾルデ」の前奏曲が流れていて、運命を感じました。映画の「トリスタンとイゾルデ」公式サイト
あらまあ、ほんとに美男美女!
音楽は、アン・ダドリーという『フル・モンティ』でアカデミー賞作曲賞を受賞した女性作曲家のようです。聴いてみたい気も…。サントラ買っちゃう? 買っちゃう? 買っちゃう?ウィキペディア
楽劇「トリスタンとイゾルデ」
ロマンティック・オペラ「ローエングリン」昨晩の読み聞かせ「ワンダーブック10月号」
夫任せ。私は沈没。すまん。
コメント