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こまつ座「十一ぴきのネコ」
2015/ 10/ 13http://www.komatsuza.co.jp/program/
12:30開演だったので、11:00頃に新宿に着く湘南新宿ラインに乗って、4人で出かけた。
紀伊國屋の建物は電車から見えていたので、高島屋の先だなというのは分かっていたが、ダンジョン新宿駅&方向音痴なので下調べしていった。
【紀伊國屋サザンシアターへの行き方】
新宿駅の新南口改札を出る
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タカシマヤタイムズスクエアに向かう(表示があるので迷わないかと)
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高島屋に入る。実はここは2階。
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入って右にエレベーターがあるので、5階へ。
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5階で降りたら、右へ(渋谷方面)ひたすら進む。
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東急ハンズになる。さらに進むと、ガラス張りの渡り廊下にあたる。
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渡り廊下を進むと、ホール入口。
私たちはお昼を食べるために、5階を越えて一気に13階へ。お目当てのベトナム料理屋さんに行ったのだが、次女は、焼き肉じゃないのか(日曜日に娘×2で牛角に行きたいという話になっていたらしい。そりゃ私も行きたいけどさ)とか、隣にお寿司屋さんがあるじゃないかとか、生春巻きの写真で海老が透けているのを見て「海老は嫌い」とか言って泣き出す。泣くか! はあ…。
ごめん、前に京王だったかルミネだったかのベトナム料理がおいしかったじゃないの、だからここにしたのよー。
しかし、ここはレストランというよりカフェ風で、前のお店とはちと違った。前はおかず系やデザート、コーヒーやジュースのセットがあったけど、そういうのなくて。
で、フォーとサラダ、お茶のセットに、生春巻きをつけて、まあ、おいしかったです。
長女が、辛いお肉の入っているフォーを頼んでしまった…油断した。私の牛肉のフォーの残りと、分けたのにあんまり食べなかった次女の残りでしのいでいただいたが。
そして5階に下りて、会場へ。
こまつ座は、主に井上ひさし作品を上演する劇団だ。チケット、なかなかいいお値段でした。でも子どもは1100円!
「十一ぴきのネコ」は、馬場のぼるの絵本なわけだが、井上ひさしが戯曲にしてるんだなあ。そして、生ピアノが伴奏のミュージカルなんである。演奏は、芸大作曲科出身の、荻野清子さん。効果音も、彼女一人でやっていた。ロビーに、和久井映見から荻野さん宛のお花がありましたよ!
そして演出は、長塚圭史。そう、こいけさん。
今回、行くきっかけになったのは、私が「十一ぴきのネコ」の絵本が好きだからというのと、こまつ座を子どもも見られるからというのと、こいけさんが演出だから、というのがある。
で、長塚さんなんだが、知らなかった、長塚京三の息子なのか。そういえば顔そっくり。
そしてさらに驚いたのは、奥さんが常盤貴子だということ! ええええええ、常盤貴子って結婚してたのー?
でも、検索すると、長塚圭史の女遊びがどうとか、離婚寸前とか、そんなのがたくさん出てくる…。そうねえ、顔はとても美形とは言えないか(失礼)、大柄でスタイルがいいのかな、モテそうな気もする。
あと、長塚京三がパリ大学出てるっていうのもびっくり。ひえー! もともと早稲田で(圭史さんも)、それも充分優秀だと思うけど。
というわけで、十一ぴきのネコ。
ネコ役(ネコしか出てこないが)はみんなおじさんで、そして浮浪者のようなかっこう。野良猫だもんね。
でもそれぞれにストーリーと個性があり、笑いをとりながらテンポよく話は進み、もちろん言葉遊びみたいな井上節あり。
やっぱり、ネタは昭和を感じさせるもので、演劇の発生というか言い回しというか、むずむずしちゃうけど。
でも戦争の話なんて、私が子どもの頃は全然なくて(よね?)、外国ではいまだに戦争してるところがあるらしい、というレベルだったではないか。それが最近は、ネットなんかの影響もあるんだろうけれど、テロがどうとか、安保とか9条がどうとかで、普通にニュースで「戦争」という言葉を聞くようになった。娘×2の耳にも入っているに違いない。
…と、のほほんとかわいい絵本が、濃いミュージカルになっていたのだった。
最後も、ブラックでこざった。
そういえば、三重のときの中学の合唱部が、私の代が引退したあとの文化祭に1、2年生で「十一ぴきのネコ」のミュージカルをやっていたような気がする。作曲は青島広志。内容は全く覚えてない…。
こまつ座版の作曲は、宇野誠一郎さん。
またいつか、こまつ座見に行けるかな。
さて、帰りは湘南新宿ラインでちょうどいいのがあるか、埼京線ですわれればもうそれで大宮までのんびりいくか…とか考えていたら、あらま、止まってる! 12時半ごろからというから、もう3時間以上も。
というか、行きで止まらなくてよかったー!
というわけで、山手線と京浜東北でなんとか帰ったのだった。
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