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青島広志のバレエ音楽ってステキ!
2015/ 07/ 26http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/15_aoshima/index.html
毎年、平日にやっていたような気がする…って、まだこれで3回目のようだが、今年は土曜日に。日フィルのいつもの夏休みコンサートと、新国立劇場の子供向けバレエ(今年はシンデレラ)をあきらめてこちらに行くことにした。
去年は土日連続出かけたり、1日に2本はしごしたりしたけれど、長女が日曜にポアントのレッスンが入るようになったし、6月末からはレッスンのあと9時近くまで発表会の全体練習なのだ。というわけで、ゆるめに。日生劇場も行きません…。
来年はもっと制限かかるだろう。どうなるかなあ。

※休憩時間。ふたりともさっそく新作ワンピースを装着。
会場はオーチャードホール。
オーチャードって、私…「フォッシー」以来?! こっち来てから、長女が来る前の間だから、15年近く前ということだろうか?
というか、あれ? それ以外に行ったことあったっけ? 行っていたとしたら学生時代だろうけど、もしかしてないんじゃないか…??? はははは。
どちらかというと映画館に行っていたような。少なくとも「トリコロール」で赤青白3回行っただろう。
あとは美術館も何度か? かな? 次女の出産前に、長女とミレイのオフィーリアを見に行ったのが最後だと思う。
今回は、美術館ではサティ、映画館ではターナーをやっていた! わー、いいなあ、行きたいなあ。娘×2はちときついだろうし、二人をどうにかしてまでってほどはないけど。
なんかこう、私ぐらいの年代の女性好みなんだろうな、ここは。と思う。
さて、11:30開演で、9:40の湘南新宿ラインで出かけた。家を出たのは9:30頃だから、2時間前! 不馴れですので…。
案の定、前のほうの車両に乗ってしまい、そういえば後ろのほうがよかったんだったね。それでホームをえらい歩き、ホームを出てからも改札までえらい歩き、そしてハチ公の前に来たはいいが、えーと、どの道を行くんだったっけ?
ここで間違えるととんでもなく大変なことになるのは分かってる(←経験者)。それにしても覚えてないもんだなあ、あれ?
携帯で調べて、なんとか道は分かった。あーそうだったそうだった、こっちだった。
とにかく駅からけっこうあって、人混みをのろのろ進む…という印象だったが、思ったよりさっさか進めた。よかった。
でも、建物に入ってからもちょっとあるし、席も3階で階段昇ってかなきゃなんないし、結局ちょうどいいぐらいの時間だった。うーん、2時間前かあ。
実はチケットをとるのに日フィルか新国かしばらく迷っていたので、気がついたときには発売日からだいぶたっていて…3階席。最前列ではあったが、またもや手すりが視界を遮る。今年はこれが多いなあ。
ただ、がんばって1階の前のほうの席をとると、オーケストラの後ろのほうが見えないのよね。今回は全体が見えてよかった。間に横棒入るけど。
青島さんといえば、そりゃ偉大な作曲家なんでしょうけど、私は子供の頃、欽ちゃんの番組で見ていたと思うのだが…
音楽番組で、青島さんは出されたお題を(?)ピアノで弾くのだ。そのお題からイメージされる曲なんかではなくて、言葉「そのもの」を。例えば「アイスクリーム食べたい」だったら、それをピアノで「アイスクリーム食べたい」って。本当にそんなふうに聞こえるから、すごい!
…というものなのだが、記憶違いかもしれない。とりあえず、ネットで調べてもそんなの出てこない。やっぱり記憶違いかな。
「笑っていいとも」で、小倉久寛さんがサックスでそういうのやってませんでしたか? 私、それを見て、青島さんがピアノでやってたよなーと思った、という記憶もあるのだが。
きのうの青島さんは指揮をしながら、曲間では早口でベラベラと解説を…やー、おもしろかった! 内容は、子供向け素人向けで基本的なことなんだが、青島さんが話すとおもしろくなっちゃうんだなあ。
ただ、声がかれていて(もともと? たまたま?)ひっくり返っちゃうような早口なもんだから、そしてこちらが3階で音響のせいもあるのか(?)、娘×2には聞き取りづらかったところもあったかもしれない。次女は、ほとんど聞いていなかったと思う…。
演目はこちら。★印はバレエ付。
【第1部】
チャイコフスキー:『エフゲニー・オネーギン』より“ラーリナ・ワルツ”
アダン:『海賊』より“鉄砲の踊り” ★
ヘンデル:『セルセ』より“オンブラ・マイ・フ”
ドリーブ:『コッペリア』より“マズルカ”
ミンクス:『ドン・キホーテ』より“ヴァリエーションとコーダ” ★
リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェヘラザード』より
【第2部】
プロコフィエフ:『ロミオとジュリエット』より“街のお祭り”
チャイコフスキー:『くるみ割り人形』より“中国人形” ★、“葦笛の踊り” ★
モーツァルト:『フィガロの結婚』序曲(Ballet Gents) ★
ビゼー:『アルルの女』より“ファランドール”
チャイコフスキー:『白鳥の湖』より“4羽の白鳥” ★、“第3幕のグラン・パ・ド・ドゥ” ★
総合演出: 熊川哲也
指揮とお話:青島広志
助手:宮尾俊太郎
管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー
バレエ:Kバレエ カンパニー ダンサー
ロミジュリも…! とはいえ2部の開幕の曲、という感じで楽しく元気に、で、踊りもなかったのだが…。
でもやっぱり生演奏は目でも楽しめるからおもしろいなあ。ピアノがジャカジャカ入っていた。ピアノ使われていたなんて知らなかった。
そして娘×2がよーく知っている曲だったのでよかった。
でもって、やっぱりプロコフィエフはかっこいいなあ。
「海賊」のミンクスとか、バレエが素人な側からすると「誰?」な作曲家で(青島さんがもうひとりの司会者であるバレリーナの宮尾さんに、「ネッケって知ってますか」と聞いていた。音楽サイドの人間からすると、ミンクスはそういう感じ、というお話)、やっぱり曲じたいはつまんない…。というか、プロコ聴いたら、大好きだったチャイコフスキーのロミジュリでさえ、「あれー? こんなにクサクサな曲だったっけ」と思えるようになってしまった。
素敵な曲だよなあ…
かと思えば、「ファランドール」がかっこよく聴こえたり。
やっぱり生演奏はいい!ということだろうか。
さて、モーツァルトで踊っていた、Ballet Gentsという人たち。これは宮尾さんをリーダーとする、Kバレエカンパニーのメンズ5人組、らしい。
あれですか、ほら、クラシックの声楽家でイケメン5人(かな?)集めたなんとかってグループみたいな。
今度、パレスホテルでディナーショーをやるらしい。バレエでディナーショー! ファンにはたまらないでしょうね。
宮尾さんは、遠くて顔はよくわかんなかった(覚えられなかった)が、きっとハンサムさんに違いない。そして、足、長っ! Ballet Gentsの背が高いメンバーより、腰の位置が高かった。
13才(だったかな?)のときに熊川哲也のCMを見て、バレリーナになると決めたのだそうだ。♪だばだーばー♪ですかね。
熊川さんは、私と同い年かひとつ上とか、そのくらい。あのCMに出ていたときはいくつだったんだろう。すごい人だ。スケートの高橋くんとの対談をYouTubeで見たことがあるが、全然謙虚じゃない自信たっぷりな人というイメージだった。
このコンサートでは総合演出ということで、お姿は見えず。踊ってるところ、見てみたいなあ。
そしてラストは黒鳥32回転!
演奏前に、拍手はいいけど手拍子はご遠慮を、とお達しがあった。やっぱりそっかー。
で、なんとなくみんな拍手も遠慮ぎみに(なってた気がする)。はははは。
もちろん素晴らしかったです。
というわけで、わー、楽しかった~。青島さんがおもしろすぎるし!
日フィルもバレエがついているし楽しいのだが、正直、私は3部の「みんなでうたおう」コーナーの分、もっと曲を聴きたいなあというところである。
ちなみに、アンコールはラデツキー! そうか、やっぱりそうなのか。
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