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栄西と建仁寺

2014/ 05/ 07
                 
GW最終日も曇り空で寒かったが、東京国立博物館に行ってきた。こちらは「トーハク」というらしい(いつも行っているのは東京国立科学博物館、かはく)。
「風神雷神」を見に、「栄西と建仁寺」展へ。http://yosai2014.jp/



写真の行列は、本館のキトラなんちゃら展のほうである。これは10時前ごろ…すでに外で80分、中で30分待ちと。
私たちは待ちもせずにすんなり入場。それでも中はほどほどに混んでいて、見ている列がなかなか動かないこともあったし、次女はすっぽり埋もれちゃうし。
            

長女は、こういうの一つ一つ見ちゃったりする…そんなんで、始めの書物のコーナーでけっこう時間とってしまった。
あとはお坊さんの像があったり、絵があったり。
私はこういうのさっぱりわからんのだが、海北友松の「曇龍図」はやっぱりすごかった!
これ、会期の前半では八枚中四枚ずつしか公開してなかったようだ。何でそんなことを…。逆に、この日に公開されていなかったものもあったようだが(着物と書物?)。

そしてメインの風神雷神は、最後の最後だった。ほほーう! なるほど、いい感じでした! 迫力あって、味わいのある絵!

私は、日本画って最近のしか知らないし、仏教のこともさっぱり…。でもなぜ見に行ったかというと、風神雷神は見たいと思っていたから。

One Leaf マニアの方なら、覚えていらっしゃるに違いない。…いや、私もいつ頃だったかとか忘れちゃってたんだが、ほら。

2007.04.22 鳥獣戯画にご対面
http://masumin.blog51.fc2.com/blog-entry-514.html

3才の長女と、鳥獣戯画を見に行ったとですよ。そのときに、いつか風神雷神を見ようと誓ったとですよ。

でねー、この博物館が所蔵しているのは、尾形光琳の作(重要文化財)。そして、彼が真似したのが、今回やってきた建仁寺所蔵の風神雷神。こちらはby俵屋宗達(国宝)。

尾形光琳バージョンは、今回にあわせて本館で公開されていた。
こちらは撮影OK!



宗達のほうが味がある感じがしたのは、古いからかな。光琳のほうが色もくっきりはっきりきれい。(としか言えない私。ううう)

この尾形バージョンが展示されていたのは、たぶん、鳥獣戯画見たのと同じようなフロアだったんじゃなかろうか。
もうすでに「栄西と建仁寺」のほうを2時間ぐらい見てヘロヘロだったんで、こちらはこれだけしか見なかったが、通りすがりの鎧やら冑やら刀やら、重要文化財級、国宝級ですよ。おもしろーい。
土偶だって国宝。国宝の土偶!

というわけで、私は栄西も建仁寺も知らなかったが、ちょこっと学びましたよ。
栄西(ようさい/えいさい)さんは岡山生まれ、京都に建仁寺(けんにんじ)を建てて、そこはこんな芸術的な価値もあるお寺なわけなんだが、その前に、日本初の禅寺を博多に建てているのですよ。
聖福寺(しょうふくじ)というそうだ。
あと、茶道の原形を持ち込んだりもしたそうで、当時の四頭(よつがしら)茶会というのは、今でもお誕生日の4/20に建仁寺で催されているらしい。その茶室が再現されていた。
お茶の種を脊振山に蒔いたそうですよ。
お茶といえば千利休しか知らんかったわ。

で、そう、4/20。今年は生誕800年記念なのだった(で、このような展覧会が)。
聖福寺でも何か行事が催されたことでしょう…。

それから、出光興産の創始者がコレクションしていた仙厓義梵(せんがいぎぼん)の絵。私は「海賊と呼ばれた男」を読んだので絵のことは知っていたが、仙厓義梵さんはこの聖福寺の住職だったらしい、江戸時代に。
へえ~!

そんな感じで、意外なご縁を見つけたのであった。

ふー、見た見た!(食った食った、みたいな)


さて、お昼。とりあえず上野駅に行ったが、たいめんけんとかやっぱり行列…。
ラーメンだったら回転も早かろうと地下のホームに行ったら、あら、閉まっている。大きな貼り紙があって、読んでないけど、この時期にこれだったら、閉店でしょうか…。ありゃ。

で、同じく地下ホーム改札内のお蕎麦屋さんへ行った。普通に普通、安くはないが。
そして3時前ぐらい着に乗って帰った。私は眠くて眠くて、船こいでましたが、娘×2は起きていた。えー、次女、元気やのう。

昨晩の読み聞かせ
「みんなおなじ でも みんなちがう」
「むしたちのさくせん」
図書館で借りている、かがくのともの「どきどきしぜん」というシリーズ。次女が選んだ。すばらしい。もっと借りるんだ!

 

            
                                  

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