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バーナデットの本

2006/ 08/ 03
                 
20060803061408.jpg一時、「昨晩の読み聞かせ」にずっと登場していた「白雪姫」。
原作はもちろんグリムですが、うちにあるのはバーナデット(バーナディット・ワッツ)という女性が絵と文をかいたものです。

※写真は朗読中の娘。長めの話なのですが、けっこうあってる。
            

「昨晩の読み聞かせ」について
前夜に娘に読んでやった本を、毎日ブログの最後に書いています。
わが家では寝室に入ってから電気を消す前に、娘に本を読み聞かせるのが習慣になっています。小さい頃は母乳を飲んだら寝ちゃってましたが、卒乳してからは他の手段をとるしかなく、いろいろあった末これに落ち着いた。
ただし、ひととおり読んでも「もいっかい読む~」となることも多く…私のほうが眠くなってダウン、横で娘が「読んでよー!」と騒いでいることも。だいぶ聞き分けがよくはなったけど、大泣きしてたこともあったなあ(そのときは私も意地になってエンドレスで読んだ。そんな夜が3日ぐらい続いたっけ…)。
読み終わると電気を消すのですが、そのあとも「お歌うたって~」「(胸を)トントンして~」と注文が入る。そんなことしたら、私のほうが寝ちゃうよー…というわけで、私はいつもそのまま一緒に沈没してしまいます。といっても10時は過ぎてる…。むーん。
ちなみに何を読むかは、娘が決めます。ただし私のほうが眠くて死にそうなのに中途半端に長い本を持ってきたときや、せっかく新しく買ったり図書館で借りしたのがあるのにもう覚えてるくらいいつも読んでる本を選んできたとき、ヤマハのテキストのように文のない本だったとき(私はお話を作って聞かせるのはできない…)etc.私の都合の悪いときは「○○もあるけど読まなくていいの?」などと、やんわりと(?)他をお勧めさせていただきます…。が、基本的には娘が選んでます。


…で。うちにある「白雪姫」byバーナデット。
実は中学から高校にかけてピアノを教えてくださっていた先生からいただいたものなのです。その先生が全寮制の高校の合唱部を教えていて、文化祭のピアの伴奏としてお供したとき、プレゼントしてくださった。「ハイホー」が、曲目に入っていたからということでした。
正直、そのときは絵本=小さい子の本ってことであまり興味がなく…。娘が話をよく聞くようになり、夫が「赤ずきん」や「三匹のこぶた」を自分の言葉で話して聞かせるようになって(そう、彼は上手なのだ)「童話の絵本もほしいな…あるじゃん!」と引っぱり出してきたのであった。

改めて見てみると…素晴らしい!

パステル画なのかな? 鮮やかな色調、よく描き込まれていて、悪いお妃が持ってきた小道具や、こびとの家の内調もかわいい。そして、雪、夜空、森の木々…見ていて吸い込まれそうです…。
私が好きな絵本には絵だけで字のないページがあることが多いのですが、この本だと、白雪姫の棺が雪の中に置かれ、こびとや森の動物たちが悲しみにくれているシーンがそれ。ブリューゲルの絵みたいです。
というわけで、持っていてすごくよかった本なのでした(先生、ありがとうございます!)。これだったら娘も夢の世界にいけるでしょう…。絵本はやっぱり想像できるようなのじゃないとね!

ところで、アニメ絵の絵本ってありますよね? 私はあれはいまいち苦手で…正直、何がいいのかわからない。どうなんでしょう? ディズニーとか「まんが日本昔話」とか、もとがいいものを本にしたのはまだ許せるけど(でも好きではない)なんでわざわざアニメ「っぽい」絵を挿絵にした本があるんだろう? 分からん…。好きな人は好きなのかなあ。


20060803061425.jpgで、バーナデット。
他のも見てみようと、図書館で予約してみた。おお、けっこうあるんだなあ。
とりあえず「赤ずきん」
70年代後半に出た本のようで、装丁がなんとなくレトロ…。「白雪姫」が神秘的・幻想的だったのに対して、こちらはおうちの絵、お花の絵、明るくかわいらしい感じ。お腹を切られ石を入れられた狼は、その様子が一つ一つ描かれていました…恐そうでありかわいそうであるけど、なんか笑っちゃう。そしてそしてお花畑のシーン、森のシーンは、うわあ! 出た~! きれいだなあ…。


20060803061438.jpgそして昨日、「ブレーメンの音楽隊」を借りました!
こちらは1992年の発行。「赤ずきん」や「白雪姫」(1982年)よりあとです。おお、絵がうまくなってる! …正直、白雪姫は顔がかわいくない。デッサンが…というところでしたが、あらま、すっきりきれい。輪郭を描いている線が細くなり、パステルというより色鉛筆を使っているような、繊細な感じになっています。



上尾市内の図書館の蔵書を調べたたけでもたくさんありましたが、まだまだこ~んなに! →「絵本ちょっとだけ好き! めだかの学校」さんのサイトより、バーナデット・ワッツ

日本では(株)メディアリンクス・ジャパンさんが契約をしているようです。バーナデットのページはこちら。プロフィールや作品も見られます。

バーナデット・ワッツ公式サイトはこちら。英語です…ううう。


うわー、海外ものにも手を出しちゃうか? やばいぞやばいぞー。だってキリがないじゃないですか。
実は「MOE」の「不思議の国のアリス」特集を持っているのですが、それに海外のイラストレーターの絵がついていて見とれたことが…。それから、ワーグナーの台本を詩のようにして素晴らしい挿絵をつけた本を、高校のときにずっと読んでいたのですが(これも図書館)…。そんなことを思い出しました。
機会があれば、発掘してみようと思います。


昨晩の読み聞かせ 「ブレーメンの音楽隊」
すみません、眠くて沈没してしまいました。

            
                                  

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