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「ラ・フォル・ジュルネ」への道 その1

2009/ 05/ 04
                 
東京国際フォーラム昨年の閉幕後に知った「熱狂の日」音楽祭。
長女が4才になって演奏会に行ける範囲が広がり、いろいろ物色していたころだったので(4才以上入場可というのは多い)、来年は行くぞー!と楽しみにしていた。
            

別に次女にはまだ見せなくてもいいのだけれど、0歳児からOKのものもあるし。しかも今年のテーマはバッハ様!
※わが家では、J.S.Bachのことをバッハ様とお呼びして、あがめたてまつっておるのでございます。

オフィシャルサイト
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2009

が、実際にチケットを買おうと思ってHPを見た頃には…完売、完売、完売…。しまったああああ…。でもちょこっとだけなんとかまだ空席のあるものがあり、しかも0歳からとか3歳からとかが多かった。5000人入るホールAだからでしょう。5000人ねえ…。
というわけで、逆にあまり迷わずにすんだというか。候補は以下だった。

1)5/3 9:30~(0歳以上) ヴァイオリン協奏曲から抜粋
                  ブランデンブルク協奏曲第3番

2)5/4 9:45~(0歳以上) バッハ作品の編曲特集

3)5/5 17:15~(3歳以上) 管弦楽組曲第3番
                  ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 作品3-10
                  バッハ:4台のピアノのための協奏曲 イ短調 BWV1065

私がいちばん行きたかったのは、3)。大好きな管弦楽組曲の2番…の次の3番、「G線上のアリア」入りのやつ、それから4台ピアノのコンチェルト!! 実は記事にするつもりでまだなのだが、バッハ様のピアノコンチェルト、コチシュのCDは無事に手に入ったのだった。

※発端についてはこちら
※千秋様が弾いていて、探していることを思い出したのがこちら

それが、ピアノソロの協奏曲だけではなく、2台ピアノ、3台ピアノ、4台ピアノまで入っていてびっくり。そして2台ピアノは…あらら、私が伴奏をした(つまりオーケストラ部分を弾いた)2台ヴァイオリンのための協奏曲と同じではないか。
ということは、ヴァイオリンパートをピアノが弾いているのか? ヴァイオリンって、ほとんど単旋律なのに、それをピアノで弾くの? しかも、2台のときのコチシュの相棒は、なんとシフ(←好き)!!!! この二人が、単旋律をわざわざピアノで弾いているのか??? コチシュやシフだったら、ヴァイオリン2台分ぐらい一人で弾けるだろうに。どういうこと????(もちろん4台ピアノも、4人のピアニストが弾いていたのだ) そもそもバッハの時代に、ピアノを2台も3台も4台も並べられたのか? ピアノじゃなくてチェンバロ?

そしたらウィキペディアに↓
2つのヴァイオリンのための協奏曲 (バッハ)
「2つのヴァイオリンのための協奏曲(ふたつのヴァイオリンのためのきょうそうきょく)ニ短調BWV1043は、ヨハン・ゼバスチャン・バッハの残した3曲のヴァイオリン協奏曲のうちの1曲。ライプツィヒの音楽監督時代の1730年から翌年の作とされている。のちに『2台のチェンバロのための協奏曲第3番ハ短調』BWV1062として編曲されている。」

そうなのかあ。でもって、作品一覧によると、BWV1052~1065はピアノの協奏曲ではなく、チェンバロになっている。

それから、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの項にはこのようなことが。
「 なお 4台のチェンバロのための協奏曲BWV1065は、アントニオ・ヴィヴァルディの協奏曲(協奏曲集『調和の霊感』Op.3の10、4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲」の編曲である。」
ということは、5/5の曲は、原曲と編曲ものなわけだ。

ピアノパートは単旋律を弾いているだけではないのね、きっと。それは生演奏を見れば一発で分かるではないか。そして、見られるチャンスがきたのだ。ていうか、ピアノが4台並ぶなんて、めったにないことだ。見たい!
…が、これは乳飲み子・次女は入れないから私も行けない。まあでも、ピアノが何を弾いているのかは楽譜を見れば分かるんだから、じゃあ、長女にぜひ生演奏を聴かせたいなあ。
が、夫はたいして乗り気ではない様子。みんなで行ける0歳児OKのがいいとおっしゃる。それか、次女と留守番しているから私と長女で行ってこいと。いやあ、それは無理だよ…。

そんなわけで、3)は却下となったのだった。うううう。
複数のピアノのコンチェルトは、他にもベレゾフスキーとか小山実稚恵とか小曽根真とかが弾いているものもあって、でも完売だったり5歳以下はだめだったり。だから3)はチャンスだったのだけれど…ああ、後悔しそうだけど…しかたない…。
来年は、次女(と夫)は留守番できるかな…もうバッハじゃないけど…。
いつか楽譜買おう…。

2)は、ロシアの民族楽器(バラライカとか)の楽団、テレム・カルテットが演奏者。「トッカータとフーガ ニ短調」なんかを、そういう楽器で弾くらしい。子どもにはウケるかなと思ったが…まあ、やっぱりブランデンブルグがいいかな。しかも、指揮はジャン=ジャック・カントロフ、うちで聴いているCDと同じ人だ。

というわけで、1)に決定。5000人が入る大ホールだが、他の会場がほぼ完売という中、やはりここも残席は少ないようで、後ろのはじっこの席になってしまった。まあ、しかたない。
先日のファミマで受けとったチケットはこれだったのでございました。大人1500円、子ども1200円、安い!…と思うけど、システム料とか? そんなので、結局プラス1000円ぐらいした。公式ガイドブック(ぴあの増刊)も買ったし、電車賃もけっこうかかるし、しっかり楽しんでこなきゃあ!


9時半開演だから、9時ぐらいに有楽町駅に着くことを考えていた(場所は、国際フォーラムです)。8時5分の電車に乗る。車内は混んでいなかったが、すわれはしないという程。しかし、長女もすっかり立っているのに慣れた様子。次女はスリングの中でおとなしくしていて、そのうち眠った。うううむ、今眠っちゃって、演奏中は大丈夫かなあ(次女は寝てくれていてかまわないと思っていた私)。
子ども向けのワークショップなんかもあるのだが、それが当日のチケット(または半券)が必要で、予約は当日8時半から。着いたら受付に直行して、運よく整理券を入手できれば…と思ったのだけれど、だめだった…受付に続く列を見つけた瞬間、すべて定員に。うぎゅー。

そしてぼちぼち会場入り。入ってすぐに、ベビーカー置き場や、授乳室がある。周りはうちと同じような感じ(小さい子連れ)がほとんど。

曲目変更チケットを渡す入口の横に、116番のコンサートの曲目変更が貼ってあった。
公式サイトでだったか、チケットぴあでだったか、ヘンデルの「メサイア」だったのが変更になったというのは私も知っていたけれど、変更後のプログラムがすごい…わーお、いいなあ。でもヘンデルが聴きたくて買った人は残念でしょうね…。経済的な理由で、ということだったが、なんなんだろう? 演奏者は来日して、他のプログラムにはちゃんと出るらしいし。


さて、中に入るとタワーレコードの出張販売。ルネ・マルタン(この音楽祭の主催者)プロデュースの公式CDを買った。まあ、1000円だし記念に。

2階席だが、エレベーターで何階分昇っただろうか? やっと到着。舞台ははるか彼方…でも通路のすぐ後ろだったので、前の人の頭が気にならないのがよかった。
席に着くと…やっぱり遠い(写っているのは次女のおでこ、長女の後頭部、長女が振りまわしたパンフレット)。 
ホールA 
横はこんな。
ホールA


ホールA裏時間かせぎに、近くのドアから出てみた。宇宙船(?)の中みたい。

それにしても、まだ首がすわっていないぐらいの赤ちゃんを抱っこしている人もいる? おとなりも、ちっちゃい女の子(1歳みたい)。開演時間が近くなってくると、席はほぼ埋まり…ということは4桁単位の乳幼児がいるってことだろう。もちろん、騒がしい。このまま演奏に突入するのか?


※忌野清志郎が死んじゃったよー

            
                                  

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