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娘、自主練?
2008/ 10/ 08で、帰宅するとさっそく着替える娘…ワンピース着るって。それもつんつるてんになってしまった短いのは花柄ピンクでもだめで、ロング丈でないとって。下だけスカートに替えるというのもだめらしい。ワンピースは、今年の新作アッパッパーはきのう着て洗濯して干しちゃってるから、おばあちゃんmadeのよそ行きしかないよ…やだなあ。これからごはんなのに、汚れちゃうじゃない。
そういえばアリエルのスカートはどうしたのよ?! 最近は、先日借りた「美女と野獣」CDのせいか、その前からなのか、ベルになりきっているようだ。
いつものようにちんたら晩ごはんの用意をしていたら、よそ行きワンピに着替えてしまった娘が、CDをかけてピアノ(おもちゃ)に向かっていた。あらま。レッスンで使っている呉暁さんの「うたとピアノの絵本 みぎて」をピアノの上に広げてCDに合わせて歌いはじめた…へえ。
ときどき音がはずれていたりしているから特にうまいとは思えないけど、楽しそうだし、アクセントとか表情とかは真似するの上手かも。だからやっぱり、子どもにはいい音楽を聞かせなきゃいけないんだなあ。
結局、全曲歌った。ほほう。最後のほうはかなりもにょもにょだったが(あの長さは、まだ一発じゃ真似できないものだろうか?)。
そして、パトカーの曲と、消防車の曲を弾くと言う(そういうのがあるのだ。各2小節)。…弾きました。あらま。ただし、右手と左手のそれぞれの人差し指だけで。だから完全に、音符を読んで鍵盤をさがして弾いているということだ。へえ。他の生徒さんはどうなのか知らないが、夫は娘にはこういう教え方をしているらしい。
ヤマハで、幼児はまずは耳→聞こえた通りに弾く、という教え方でやってきた私には(そして私自身もスタートはヤマハだった)未知の方法である。歌から入るのは同じだけど。耳と楽譜が合致する日がくるんでしょう。
まあ、夫にお任せです。口出ししないしないしないしない…。私はできるだけ上手に歌って、私が好きなCDをかけるのみ。私が楽しんでりゃ、悪い影響は与えないでしょ。
その後、夫帰宅。そして彼がかけたCDはバッハ様のイギリス組曲第2番だった。演奏はグールド様。ときおり唸り声…いや、ハミングが聞こえる。私も同じように歌ったら、こんなふうに弾けるかしら~なんて(いや、無理だ)。
この曲は、高校生のときNHKFMでアンドラーシュ・シフが弾いているのを偶然聞いて、それ以来、私のお気に入りである。中学のときにレッスンで弾いてはいた…なーんも考えず、音を間違えないとかつっかえないとかのレベルで弾いておしまい、先生もあきらめてたいしてつっこんでこず、とりあえずいろいろ弾かせてもらっていた、という時代。だから、シフの演奏を聞いてを聞いてびっくりしてしまった。もともとバッハは好きだったし、このイギリス組曲の2番は他のより印象に残ってはいた。弾いていて気持ちいいし。しかしあの曲が、こんなふうになるとは…。
そうだ、あの頃の私は自分が弾く曲の、他の人の演奏(つまりCD。あの時代だとレコード)も聴いていなかったのだ。高校のときに習っていた先生に、ベートーベンのソナタのCDを持っていないなんて、英語を勉強している人が英語の辞書を持ってないのと同じだなんて言われたもんだった。
そう考えると、娘は恵まれてるよなあと思う。夫もそういうことになるだろうか。ただし、アウトドア的なことやスポーツなんかになると、うちはからっきしだめなわけなんだが。
ところできのうの朝は、濃霧で川越線が遅れて、湘南新宿ラインも遅れ。会社は遅刻。帰りは大宮の手前で急停車。埼京線(=川越線)から停止信号が発せられたと。で、10分ぐらい遅れてしまった。お迎えは、契約している8時にはまにあったからよかったけど。
上尾は小雨だった。でもたいしたことなし。自転車で無事帰宅。で、やっぱり着替える娘…。でもって、またCDにあわせて「うたとピアノの絵本 みぎて」の1冊分を歌っていた。ピアノは弾かず…難しいと思っているようだ。難しい→弾きたくないってタイプになっちゃった。うーむ。
いつものようにしょぼい晩ごはんを食べていたら、夫が帰宅。そしてなんとすごいおみやげつきだったのである。…続く。
これがシフのイギリス組曲。
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